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バックナンバー礼拝堂 


 

    生きてこそ (No.00010) 2001/3/8

 

 

神父  「・・(ふむ・・よし、ここを・・こうしてじゃな・・・)」

シスター「・・・・・・・」

神父  「・・よし!完成ぢゃ!ふぅーー今日もいい仕事したわい!ん〜メンテの後の爽快感は何事にもかえがたいものがあるのう」

シスター「神父さま」

神父  「ん?なんじゃいたのか」

シスター「いたのかって・・・・、神父さまがお仕事から戻られるやいなや神父さま専用ラジコン机に向かわれて、ニヤニヤとメンテをされているお姿をずっとながめておりました」

神父  「お!? 〜するやいなや as soon as ぢゃな?ほほ!なつかしいのぅ!」

シスター「(キッ!)」

神父  「ご、ごめんなさい」

シスター「本当に気づかなかったので?」

神父  「え?いや、ハハ、いやぁ、ワシはラジコンをいじり始めるとついつい周りが見えなくなるという重い重い不治の病にかかっておるのでな。」

シスター「・・不治ですか」

神父  「・・おそらく」

シスター「・・ホントに重いですわね」

神父  「・・ごもっとも」

シスター「しかしいくらご病気だとはいえ、つい先日マシンを完全にばらして「いやぁ〜やっぱりフルメンテは気持ちいいのうシスターよ!」とおっしゃってから走らせた形跡が無いにもかかわらず、今日メンテをしている神父さまはどうかと思われますが」

神父  「ムムム・・・ええ〜い!ワシだって好きでメンテばかりしておるわけじゃ・・いや、もちろんメンテは大好きじゃが、ええい、とにかく外を見ろ外を!!」

シスター「・・ははあ、・・・・・雪ですね」

神父  「そーなのぢゃ!!いくらここが雪国だとはいえ、なにも今更降らんでもよかろうに。わしゃ悲しすぎるーー!!こんな辺境にワシを生み落とした・・・・・い、いや、それを言っちゃいかんな」

シスター「・・・それはいけません」

神父  「と、ともかくじゃな、わしゃ苦しいのじゃ!シーズンオフの時ならまだなんとか息も絶え絶えでふんばる事ができようも、こんな一旦シーズンが開始してから殺生な事になるなんて神はわしを殺す気か!それともワシにあたえられた死よりも重い試練か!こんな時にメンテで自分を抑えようとするワシは間違っておるかシスターよ!え!どーなんだ!なんとか言ってくれ!」

シスター「なにも泣かなくても・・」

神父  「あ〜あ、わしゃどこか雪の降らぬところに住みたいのう。そうじゃ、静岡なんてどうじゃ?あそこはいいぞぅ。」

シスター「神父さまは何度か行かれてますよね。」

神父  「うむ。まだラジコンは始める前じゃがの。何が凄いかというと、まず雪は滅多に降らん!これがどういうことか解るかねシスターよ!」

シスター「・・なんとなく」

神父  「そおぢゃ!シーズンオフが無いという事なのぢゃよッ!しかもあそこは比較的冬でも暖かい!」

シスター「・・はあ」

神父  「それだけでも雪国のワシらからすれば充分にうらやましい事なのじゃが、それだけではない!関東というだけで一口では言えん様々なメリットがあるし、かといってワシらの所よりは相当都会じゃが、かといって特別都会というわけでもないから住みやすさも抜群!なによりあそこは日本のホビー業界の柱、田宮模型の総本山でもあり本拠地でもある!だからと言って別にワシがタミヤフリークというわけでもないが、かといって嫌いではないしむしろ好きなのじゃが何よりラジコンに対する市民権があるように・・・思えるのぢゃ!!」

シスター「・・思える?」

神父  「ま、まあ、ほぼ推測じゃがの。まあ大体当たってるとは思うのじゃが」

シスター「静岡の方々、苦情は神父まで!」

神父  「ええい!ともかく!わしゃお日様のぽかぽかした日差しのもと、のんびりとまったりとただひたすら純粋に我が手に馴染んだEX−Tマーズとともに我がマシンに調子を語りかけたいだけなのじゃ・・」

シスター「まあ。さすがにそこまで切実ですと、ちょっとかわいそうに思えてきますわね」

神父  「じゃろ?じゃろ?あ゛あ゛ーーーーシタイシタイ走らせたい!!ラジコンしたい走らせたいーー!!しぬ゛う゛−−−−うぉーー手、手がぁーーー」

シスター「・・な、なんとあわれな・・・」

神父  「・・○※▲□※△%●×!!!!ぁ・ぁ・ぁ・ぁ・・」

シスター「・・む、むごい・・・・・・・・アーメン・・」

 

 

シスター「ちょっと強引に終わらせたでしょ?」

神父  「・・・・・・・・・・」

シスター「次は内容重視で行きましょう神父さま」

神父  「・・・・・・・・・・」

シスター「どうやら本当にめいってるようですね」

神父  「・・・・わかってくれる?」

シスター「今回ばかりは少し同情しますわ」

神父  「あ、ありがとう!!わしゃつらくてつらくて・・」

シスター「だから泣かなくても・・・」

 


 

     続(俗)ファースト&アパレル(No.00009)2001/3/7

 

神父  「では今日は、約束しておったファースト&アパレルじゃ」

シスター「まあ、本当にやるとは思いませんでしたわ。でもはたしてここまで伸ばした価値はありますの?」

神父  「ヌヌヌ・・お前がくどくどと言うものだから、わしゃやむを得ずじゃな、・・(クソッ、ホントは自然に消滅するのを待っておったのじゃ!)・・」

シスター「あら、やむを得ずするのなら別にいいですのよ?内容が無いのならおもしくないですし」

神父  「ムム・・、いつになく辛口じゃのう。まあよい、こんな座談を伸ばすのはいろんな意味で効率がわるい。やはりラジコンのサイトである以上、すべてにおいて効率が良くなければならん。高効率は大事な要素ぢゃからのうシスターよ。」

シスター「まったくですわ。わたくしも効率の悪いのは嫌いです。特にあのスーパーでレジの前で待ってる時間なんて無駄で無意味で超非建設でそんなくらいなら時間がかかってもいいからレジ近くの立ち読みコーナーでレジに並ぶ人影が消えうせるまで女性自身でも読んでいたほうがいいですわ」

神父  「そうじゃ、人間もラジコンも無駄な時間をつくってはいかん!人間は目の覚めて活動している以上、常に何らかのかたちで意味のある行動・思考を重ねることにより生きている価値というものが生まれてくる!何もしないのは寝ているときと同じだ!!シスターよ、なんだなかなかウマがあうではないか!ちょっと見直したぞ!」

シスター「同感ですわ神父さま。ではこの調子で今回の題目を進めてまいりましょう!」

神父  「うっ、(冷静なやつめ)」

シスター「で、ファースト&アパレルの意味はなんですの?」

神父  「うむ。前にもちらりと言ったが、要はワシは速いだけじゃいやなのじゃ!」

シスター「あら神父様、そんな事言うのは速くなってからがよろしいかと」

神父  「ぬぬ、だから今年の目標にちゃんと「ファースト」と入っておるではないか!」

シスター「あら、そのファーストはその意味のファーストでしたの?」

神父  「ほかに何があると言うんじゃ」

シスター「ほら、悪魔の事とか」

神父  「なんでラジコンと悪魔が関係あるんじゃ!それにあれは「ファウスト」ぢゃ!お前わざとあげあしとってよろこんでおるな?」

シスター「いいえ神父さま。神父さまのことですのでてっきり悪魔に魂を売ってまで、もしくは悪魔の様にどんな卑劣な手段を投じてまでも速くなりたいのかと」

神父  「ん?・・それも悪くないかも・・、い、いや、いかんいかんわしゃ神父じゃぞ!全くろくなこと言わんわい」

シスター「♪」

神父  「・・それでじゃな、おぬしアパレルの意味は当然知っておるな?」

シスター「はい。「衣服、特に既製服のこと。転じて既製服業界・ファッション衣料の製造業者などを指す。」ですね。」

神父  「by 三省堂辞書」

シスター「神父さまもわたくしも以前のお仕事は服屋ですものね」

神父  「そうなのじゃ。あの頃はお互い自分を高めるのに頑張っておったのう。当時ワシの給料の7割は洋服、小物、靴、又は多少ムリしてでも自分の為と信じておしゃれなCDなんかも買っておった。はたまた自分に酔いしれるための文学や哲学の本なども買いあさっておったのじゃ。残りはおねーちゃんと遊ぶ軍資金じゃな」

シスター「わたくしは今でもそこそこ頑張っておりますわ」

神父  「いや、お前は元々頑張らずともある程度好きなのじゃ。てゆうか、ワシがかまわなさ過ぎになったのじゃな。」

シスター「ラジコンにハマリだしてからというもの外見は、服装から肉体まで別人の様に変わりましたものね。」

神父  「うむ。正確にはラジコンがあればあとはなんでもどうでもよくなった。正直ここまではまるとは自分でもちょっと驚きじゃな。いや、むしろワシの人生観までも変えてしまったラジコンが凄いというべきか」

シスター「ラジコンによって人生が変わった代表のような人間ですものね、神父さまは。本来けっこう飽きっぽい性格ですのに」

神父  「うむ。こうみえてもわしゃ地方といえどなかなかおしゃれなところで働いておったしの。月に1〜2回は東京に買い付けにまわり、有名どころではユナイテッドアロウズにマーガレットハウエル、ネペンテス、レミニッセンス、ハリウッドランチマーケット、ゴライコーにシナップス、ランブルフィッシュ、そしてあのシマムラトーキョーのナンバー44とは大の仲良しで、いつも押しかけては強引に洋服を持ち帰り、スーツではイタリアのプレタポルテでは最高のコルネリアーニ、はたまた平行輸入でコムデギャルソンやポール&ジョー、靴ではイギリスのトリッカーズ、ドイツのトリッペン、時計ではロレックスをメインにチュ-ドルやカルティエまで幅広く手がけておったのじゃ!」

シスター「神父さまは、特に時計と靴バカでしたものね」

神父  「うむうむ。特にロレックスとコメックスのダブルネームのシードゥエラーなんてのはまさに芸術品じゃな!だって1000メートルももぐれるんじゃぞ!1000メートルじゃぞ1000メートル!人間なんてぺしゃんこぢゃ!そのシードゥエラーには気圧が極端に上がった時に発生する窒素を自動的に抜くバルブが竜頭の反対側にこうひっそりと目立たないようにかつ自分の存在を暗示するかのごとくついておる!おお、なんと男心をくすぐるのじゃ!これを芸術品といわずして○△□×・・・・」

シスター「・・(ラジコンにはまる条件は整っていたようですね)」

神父  「ちなみに今わしの所有するカルティエのパシャじゃが、これがまたすご」

シスター「神父さま!」

神父  「なんじゃいいところで!」

シスター「相当話がずれてますが」

神父  「!(ハァハァ)・・・おお、ついつい、面目ない」

シスター「とにかく、かなり深くアパレル業界に精通なさってたのにラジコンを始めたら膨大に積み上げてある服関係のものの表面にある一部のものを着まわしているようになってしまったと」

神父  「まとめてくれてありがとう」

シスター「いえいえ、礼にはおよびませんわ。」

神父  「正直、一時期は早くなるために関係ないことはなんでもどうでもよかったぞ。ピーク時はおねーちゃんとラジコンなら確実にラジコンをとっておったしな。われながら考えられん。」

シスター「では今はデルタピークを過ぎたと?」

神父  「お?うまいではないか、って話をそらすでない!今日はワシのせいもあるので強くは言えんがやけに長いのでたのむからやめてくれ」

シスター「♪」

神父  「とにかく、別にピークを過ぎたわけでもないし、このほとばしる情熱はむしろ周りの見えなかったあの時期よりも深さという意味では確実にうわまわる!しかしじゃな、」

シスター「しかし?」

神父  「今も言ったように、最近は周りが見えるというか、まあペースをつかんできたのじゃろうな」

シスター「はあ」

神父  「そこでワシは気がついた!このままではいけない!いつまでも恋する乙女のように周りの状況を考えずかえりみず生活しておったのでは、例えラジコンでワールドチャンピオンになったとしてもはたして満足なのかと!」

シスター「・・・・・・満足なのでは?」

神父  「・・・・・・まんぞくじゃな」

シスター「・・・・・・ではなぜ?」

神父  「ええい!ちがうちがう!ワールドチャンピオンになんかなれるわけがないではないか!!もっと現実的に話をとらえなさい!」

シスター「・・でも心の奥底のどこかで「もしかしたら」という気持ちがあったりして」

神父  「・・・・い、いや、断じてない!絶対無い!ありえない!わしだっていっぱしの大人じゃ!そこまでの判断が出来ぬほど溺れてはおらぬぞ!」

シスター「♪」

神父  「と、ともかくじゃな、結局は例え速くなってもダサい自分は想像したくないのじゃ!」

シスター「まあ、それは大切な事ですわね」

神父  「うむ。あの自分磨きに狂ってた頃ほどでもなくてもいいからの。そんなわけでいわば今後の生活環境や生き方を見直す意味でもじゃな」

シスター「ファースト&アパレルだと?」

神父  「うむ」

シスター「なんだか解ったような解らないような・・」

神父  「・・(もとより意味はないのじゃ)」

シスター「じゃ、早速昔のパンツでもほりだして履いてみてはいかがですか?」

神父  「・・・いや、いい」

シスター「あら、そんなんじゃ先がおもいやられますわ」

神父  「・・・ちがうのじゃ」

シスター「なにがちがうんですの?」

神父  「・・・わしゃ当時より1万グラムほどウエイトを積んでおるのじゃ」

シスター「10キロと言えばいいのに」

神父  「いいや、ここがラジコン専門サイトである以上、なるべく皆さんの慣れ親しんだ用語もしくは単位を使用するのがワシは礼儀だとおもうのじゃ!」

シスター「とどのつまり、履きたくても履けないと・・・」

神父  「・・・・・・・・」

 

シスター「・・・長かったですね」

神父  「・・・長かった」

シスター「もう意味のないものをこじつけるのはやめましょう神父さま」

神父  「・・・・・・・・・」

 


 

    復活の呪文 (No.00008) 2001/3/5

 

神父  「・・・ムムム・・・」

シスター「??????」

神父  「おお!神よ、今度こそわれにスムーズに1回でドライバがインストールされんことを!!」

シスター「??????」

神父  「(ドキドキドキドキドキ・・・)い、いくぞぉ・・」

シスター「・・・・あ、あのう・・」

神父  「(!)なんだ、いたのか」

シスター「い、一体なにを・・・・」

神父  「え?ああ、これね。いや、なんでもないよ」

シスター「なんでもないって・・・・さっき「神よ」とかなんとかおっしゃってたじゃないですの」

神父  「・・・ハハ、見られてたのか。はずかしいなぁ」

シスター「隠し事はなしですわ」

神父  「誰にも言わないでくれよ」

シスター「もちろんです」

神父  「実はワシなにをかくそう、USB恐怖症なのぢゃ!」

シスター「あらま、あの「簡単お手軽」がうたい文句の「ユニバーサルシリアルバスコントローラ」のことですわね?」

神父  「そうじゃ。わしゃ今まで1回でサクッと気持ちよくドライバがインストールされた試しがない」

シスター「まあ、「簡単お手軽」なのに」

神父  「ムム・・、ところがじゃな、たしかにあれは一度つないでしまえばこちらのものなんじゃが、なんかこう、ワシと相性が悪いというか、この史上最悪のごみOS、WinMeとの相性が悪いというか、」

シスター「それはちょと言い過ぎなのでは?」

神父  「いいや、このくらいではナマヌルイ!わしゃ、こいつの為に来る日も来る日もどれだけ苦労をしていることか・・」

シスター「ならばあっさりと2000にしてしまったらどうですの」

神父  「・・ムムム、いやぁ随分迷ったのじゃが、あまり快適環境にしてしまうとPCから離れられない自分がいとも簡単に想像できてしまい、それに伴いラジコンへの愛情が薄れてはしまわないかと怖いのじゃよ。」

シスター「はぁ」

神父  「ともかく!わしゃ、このUSBがニクイニクイ!しかも残念なことにわしのPCにはパラレルもついとらんのぢゃ!くそーーー同じユニバーサルでもあのMIPの芸術的な超高効率&軽量アルミ製のユニバーサルとはえらい違いじゃい!なにがシリアルバスコントローラじゃ!もっと適切に「くそポート」とか言えんのか!みろ、あのディーンズの2ピンコネクターの信頼性を!!くやしかったら35アンペアながしてみろってんだUSBめ!!」

シスター「・・(悲しすぎます神父様)」

神父  「(ハァ、ハァ、)・・こ、これを見てみろシスターよ!」

シスター「神父さまが今日全くもって無駄遣いで購入された外付けハードディスクの20ギガバイトですね」

神父  「チガウチガウ!そんな事を言っておるのではない!ココじゃココ!」

シスター「なになに・・「始めての方でも安心!USBでらくらく取り付け」・・と書いてありますね」

神父  「だろ?だろ?ぢゃあなんでこの星の数ほどクリーンインストをこなし、毎日のようにデバイスマネージャーで日々USBを知ろうと格闘し削除とインスト繰り返すこのワシが、Webを閲覧しながらも横目に「アプリケーションの追加と削除」を開いておいて、もう消すものが無いものだから「次はお前じゃマクァフィー」とついつぶやいてしまうこのワシが、このチョー初心者向けの説明書に目をこらしながらやっても失敗するのじゃぁーーーーーーー!」

シスター「ま、まあ、やってみないとわかりませんことよ神父さま。今日こそはうまくいきますわ!」

神父  「・・・ほんとか?」

シスター「・・え、ええ、多分・・・」

 

10分後

 

神父  「・・おい、シスターよ」

シスター「・・はい神父さま」

神父  「・・わしゃ、今からWin2000を買いにいくぞ」

シスター「・・え、で、でも・・・」

神父  「・・だってこれ完全にシステムがいかれたぞ。再起動しようがエクスプローラーでドライバ見つけてフォルダごと削除しようが、得意のデバマネで削除しようが、?マークが消えんではないか」

シスター「・・・・・・・・・・・・・・」

神父  「なあシスターよ、わしゃなんか間違ったかのう。あの小学生が見ても間違いないマニュアル通りやったよな?」

シスター「・・・・・・・・・・・・・・」

神父  「・・よし、じゃあ言ってくるぞ!」

シスター「まって!!」

神父  「?」

シスター「私がなんとかしますわ!」

神父  「お前がなんとかって・・・わしがどうする事もできんものを・・・(あっ!!)」

シスター「・・(ニコッ)」

神父  「も、もももしかして、「アレ」ですか・・」

シスター「はい。「アレ」です」

神父  「ち、ちょ、ちょっと待った!「アレ」だけはやめてくれぇーーー。」

シスター「この際やむを得ません」

神父  「だっておかしいではないか!ドラクエの復活の呪文じゃあるまいし、そんな簡単に元に戻るなんて明らかにおかしいぞぉーーーー!!!絶対何かにムリがかかってるって!そもそもわしゃ、あれが原因でMeの超激不安定さがあると考えておるのじゃ!た、たのむ!なんでもするから、そぉーれぇーだぁーけぇーはぁーーーー」

シスター「・・・(カチッ)・・・」

神父   「!!!!おお神よ、このあわれな子羊をゆるしたまえーーー!!」

シスター「直りましたわ」

神父  「いいや、そんなはずはない!元に戻るわけがない!(ぶるん、ぶるん)」

シスター「えーと、こうしてこうして、フムフム・・・・できた!。神父さまHD接続完了ですわ!これでくだらない写真とかもどんどん落とせますわよーー!!」

神父  「い、いやだいやだいやだぁーー!!わしゃ認めんぞそんな機能〜!」

シスター「♪」

 

 

シスター「ねえ神父さま、いくらこのページの98パーセントがテキストのみでできているとはいえ、さすがに重くなってきたのですが」

神父  「・・わかっておる」

シスター「あとファースト&アパレルも」

神父  「まて!今度こそ次号!」

シスター「・・・・・・」

 


 

    10センチメートルの情事 (No.00007) 2001/3/4

 

神父  「(・・ハァハァ・・ゼェゼェ・・)・・た、ただいま・・い、今帰ったぞ・・」

シスター「あら、おかえりなさ・・・・まあ!神父さま、そんなに泥だらけで一体何なさったのですか!」

神父  「・・ハァハァ・・ゼェゼェ・・」

シスター「お顔も汚れて真っ黒ですわ!」

神父  「ハァ・・ハァ・・ふぅーー疲れたぁーー・・」

シスター「一体どうなさったんですの?」

神父  「い、いやぁ、今日はじゃな、ラジコン仲間みんなで我々のホームコースを今年のレイアウトに変更しておったのじゃ。」

シスター「あらあら、それはお疲れ様ですこと」

神父  「いやあ、疲れたことは疲れたが非常に楽しかったぞ。これもラジコンをする上での大きな楽しみの1つじゃな。」

シスター「そうですわね。でもラジコンしている人みんなが味わえる事ではありませんわ」

神父  「そうじゃな。ラジコンというホビーを楽しむうえで、殆どの面で都会の人に分があるのじゃが、こんな自分達でコースを考えて作れるなんて自由で奔放な田舎の唯一の特権じゃな」

シスター「そうですわね!・・・・でも得にパーツの値段なんて、驚くほどの差がありますわよねー」

神父  「まったくじゃ。わしゃ時々イヤになるときがあるぞい」

シスター「仕方ないのはわかってますけどね」

神父  「まあ、仕方ないんじゃろなぁ。うん明らかにしかたない。絶対に仕方ない。トーゼン仕方ない。まったくもってしかたないのはわかってるのじゃぁー!」

シスター「まあまあ、なにも泣かなくても・・」

神父  「・・だから精一杯コース作りを楽しんだぞぉ」

シスター「そうですよ神父さま、まだまだ環境の悪い方々はたくさんいるのですから。わたくしが今日の楽しかったお話を聞いてさしあげます」

神父  「・・ええい!こんなことでくじけてたまるかい!」

シスター「そうですわ。で、どうだったのです今日は」

神父  「ふむ、これがなかなか大変でのう、作る作業自体ももちろん大変なのじゃがなんせコースは生き物じゃからのう、例えばヘアピンの頂点をたった10センチ変えただけでもがらりとコースの特性、性格が変わってしまう!」

シスター「まあ」

神父  「うむ。本来なら、こう、車を持ち出して走らせながらフィーリングを確かめながらやるのじゃがな、ワシぐらいになると一目コースを見ると頭の中にレコードラインの線が見えて、車の挙動までも感じることができ・・・」

シスター「・・・・・・・」

神父  「・・オホン!と、ともかく全体を見回してすべてのバランスがととのっていなければならんのだ。ストップ&ゴーのコースでもつまらんし、ある程度のメリハリをもたせてやらんといかん。しかも初心者の事を考えて、決して狭く難しいコースはいけない。かつエキスパートにはこう、命を削って攻めなければいけないような、そんな相反する要素をじゃな、超超高レベルで融合させねばならない!!」

シスター「奥が深いのですね」

神父  「その通りじゃ!」

シスター「神父さまのお仲間は何も言わないので?」

神父  「・・いや、言いたいだろうな。しかしワシは絶対自分がデザインしたのじゃないといやじゃ」

シスター「・・ものすごくわがままですわよ神父さま」

神父  「だってだって、だってだっていやなのぢゃぁーーーー!!」

シスター「よくも皆さん承知してくださいましたわね」

神父  「情熱」

シスター「・・え?」

神父  「ワシは情熱では誰にも負けんのぢゃ!!そんな情熱を皆が理解してくれたのに違いないと思うのだが・・きっと・・」

シスター「もう少し自分を抑える事を覚えて下さいね」

神父  「・・面目ない」

シスター「で、満足いくコースは出来上がったんですの?」

神父  「うむ。まあ、妥協もしたからレイアウト的な満足度は70%くらいぢゃな。でもみんなで作ったコースじゃからな、トータルでは100%満足ぢゃ!」

シスター「そうですわ。一人ではできませんものね」

神父  「そのとおり。いやぁ、ラジコンとはなんと良いホビーなのじゃ。」

シスター「ええ、本格的にシーズンにも入ってきましたし、楽しみはこれからですね」

神父  「うひょーー!いやぁーーたのしみじゃのぅーへへへ♪」

シスター「今年もコースの主ですか?」

神父  「当然じゃ!!ああ、出来ることならあの場に住みつきたい!そして朝から晩まで毎日毎日プロポを持つてがしびれるまで、腱鞘炎を起こす直前までやりたいものじゃのぅ!うへへへへーー!!」

シスター「・・末期ですね・・・」

 

シスター「ファースト&アパレルはどうなってるのでしょう?」

神父  「待て次号!」

シスター「・・・・・」

 

 


 

   ファースト&アパレル (No.00006) 2001/3/1

 

 

シスター「なんですの?これ」

神父  「なんか問題でも?」

シスター「問題というか」

神父  「ほう」

シスター「意味がわかりませんわ」

神父  「なにがじゃ?」

シスター「上です上・・」

神父  「上?」

シスター「まだわかりません?」

神父  「おお、もしかして・・・」

シスター「はい」

神父  「ファースト&アパレルぢゃな!」

シスター「その通りです」

神父  「これはじゃな、ワシの今年の合言葉でもあり目標でもあるのぢゃ!!」

シスター「ますます意味がわかりませんわ」

神父  「ふふん、当然ぢゃ!!」

シスター「・・・それって、なにか意味があるのですか・・」

神父  「うむ、もう少しわかりやすい様に説明するとぢゃな!」

シスター「はあ」

神父  「この「ファースト&アパレル」という言葉は一見、既存言語の様に思うかもしれないが、実はこれは紛れも無いわしの造語なのぢゃ!!」

シスター「・・はあ」

神父  「まあ、もう少し砕いて言うなら、挨拶のようなものぢゃの。」

シスター「?????」

神父  「ほれ、なんだ、例えば「ナマステ」と言う言葉は知っておるな?」

シスター「ええ、主に北インドの首都周辺で使われるヒンディー語の「こんにちは」ですね?」

神父  「なんじゃ、詳しいではないか」

シスター「さらに言うなら、インドには100以上の言語が実在します」

神父  「・・・ホントかそれは?」

シスター「ホントですわ」

神父  「なんでそんなに詳しいのじゃ」

シスター「行った事がありますの」

神父  「も、もしかして、マザーテレサの関係とか?・・・」

シスター「まさか」

神父  「じ、じゃあ、バナラシー(ベナレス)に沐浴しに行ったとか」

シスター「なんでわたくしが」

神父  「じゃ、じゃあ一体なんなのぢゃ!」

シスター「ただの観光ですわ」

神父  「そ、そうか。う、うむ、わ、わしもインドくらい、い、行こうと思えば・・っって!!」

シスター「なんですの」

神父  「またお前のせいで話題がそれたではないか!」

シスター「あら、のってきた神父さまには全く微塵も非が無いとおっしゃるつもりで?」

神父  「・・ウ、ウムムゥ・・・」

シスター「で、それと「ファースト&アパレル」と一体どんな関係が?」

神父  「・・・・・・・・」

シスター「神父さま?」

神父  「も・・、もうしらん。今日はやめじゃ!気分を害したぞ!」

シスター「あら?そうやって次回までにムリに意味をこじつけて考えてくるなんてことは無いですよね神父さま?」

神父  「・・ムムムムぅぅ・・・キィィィーーーーーーーー!!!(ドタドタドタドタ・・・バタン!)」

シスター「あらら、ちょと意地悪しすぎたかしら・・」

 

神父  「ファースト&アパレルとは、いわば早いだけではいけないと言う事じゃ!!待て次号!!」

シスター「あの・・そろそろ題目別に分けたほうがよろしいかと・・」

 

 

 


 

 続・とばしすぎにご用心(No.00005) 2001/2/28

 

 

シスター「神父さま?」

神父  「なんじゃ?」

シスター「以前も言いましたが」

神父  「ほう、」

シスター「とばしすぎはいけませんことよ」

神父  「なにがじゃ」

シスター「更新です」

神父  「何の更新じゃ?」

シスター「ですから」

神父  「ホームページの更新と言いたいんじゃな?」

シスター「・・・・・・ええ」

神父  「わかっとるわい」

シスター「わかってませんね」

神父  「なんでじゃ」

シスター「ですから」

神父  「おうおう、あとの事を考えろと」

シスター「・・・・・・・・」

神父  「わかってるわい」

シスター「会話になりませんね」

神父  「なんでじゃ」

シスター「・・・・・・(ギロッ!!)」

神父  「うっ、い、いや、わしが悪かった。ちょっとからかっただけではないか」

シスター「この時点で今夜の夜伽は完全になくなりましたわ」

神父  「し!、しまっ!」

シスター「後悔先にたたず」

神父  「・・・・・・・・・・・・・・」

シスター「なんでもとばしすぎはいけませんことよ。ほら、神父さまの大好きなラジコンのレースでもそうじゃありませんこと?」

神父  「うむ、レースは組み立てが大切じゃ!と、かのワールドチャンピオンの広坂正美や原篤志も言っておった!」

シスター「まるで会って話しでもしたかの様な口ぶりですね」

神父  「雑誌、と言っても主に2つしかないのじゃが、それに載っておったのじゃ!って、いちいちあげあしをとるな!」

シスター「神父さまはそのような高等な組み立ては出来るので?」

神父  「うむ。わしは一応地方ではエキスパート、と呼ばれる部類になんとかギリギリで足を踏み入れているやもしれない程度じゃからのう」

シスター「ご謙遜を」

神父  「いや、本当にその程度じゃ」

シスター「またまた、ホントは「わしは実は世界一はやいーーの、ぢゃぢゃぢゃーーー!!!」と言いたいのでは?」

神父  「・・残念ながらおこがましくもそんな事いえる立場ではないのう。」

シスター「つまりあれですか?」

神父  「ん?」

シスター「イメージでは世界一早いつもりでも、現実は甘くないと・・」

神父  「・・・・・」

シスター「心中御察ししますわ」

神父  「・・・・・」

シスター「・・・なにか?」

神父  「どうも最近すぐ話がそれると思ったら、お前が原因のようじゃな」

シスター「あらま」

神父  「「あらま」ぢゃないわい。・・で、なんだっけ?」

シスター「「高等なレースの組み立て」ですね。」

神父  「うむ。まあ、俗に言うエキスパートの「タイムを落とさず燃費をよくする」なんてことはまず常人ではできんわな。」

シスター「まさしく神の領域ですね」

神父  「そうじゃな。まあ、おそらく正確には「タイムは殆どおとさず、燃費を大幅に温存できる」って事を言いたいんだろうとおもうのじゃが」

シスター「そんなとこでしょう」

神父  「もちろん競り合ってる時はできんわな。」

シスター「ええ」

神父  「だとすれば、まあ、なるべく失速させずにワイドラインで車を転がして・・早目にアクセル抜いて出来るだけ無駄の無い運転を・・・の極みじゃろうな」

シスター「もちろんわたくし達には考えの及ぶところじゃない部分も多々あるでしょう」

神父  「・・・・・・・」

シスター「どうかしまして?」

神父  「いかんいかん!こんなところで油を売ってる場合じゃない。」

シスター「あら、どうかしまして?」

神父  「こ、こうしてる間にもどんどんうまい奴らとの差が出てしまう!」

シスター「あら」

神父  「わしはもう今からメンテ&練習を開始するぞ!!」

シスター「ちなみに「油を売る」とは何が語源かご存知で?」

神父  「当然ぢゃ!ワシを誰だと思っておる!!」

シスター「さすがですわ神父さま!」

神父  「ほうほう、そもそもあの油はじゃな、昔、女性の香油を売る商人がじゃな・・・・・・・・・って、また危うくお前のくちぐるまに乗せられるとこじゃったわい!わしはこれからメンテと練習にいそしむのぢゃ!!もう邪魔するでないぞ!!」

シスター「あら、ではアレもよろしいのですね?」

神父  「ん??」

シスター「ア・レ・ですわ・・」

神父  「んんん????い・・・、ほほぃ!・・いや、それとこれとは話が、べ、別じゃが・・・」

シスター「でも・・」

神父  「で、でも!?」

シスター「先ほどの約束通りだめです。」

神父  「・・やっぱり・・・トホホ・・・」

 

 

シスター「ねえ神父さま?やはり実生活においても、この更新速度は致命的かと」

神父  「わかっておる・・・もう控えるから・・・」

 

 

 


 

 

 耐えるに久しい日常 (No.00004) 2001/2/27

 

神父  「ただいま我が愛しのシスターよ!」   

シスター「 あら、お帰りなさいませ神父さま」

神父  「おお、なんだ、随分そっけないではないか」

シスター「神父さまのテンションが高すぎるのですわ」

神父  「おおそうか、スマンスマン!ハハハハハ!」

シスター「なんですかその手にぶら下げてる物は?」

神父  「ん?何だかあててみるがよい!」

シスター「大体想像はつきますが」

神父  「しかし、詳しい内容まではわかるまい!」

シスター「ええ」

神父  「ふふふふふ・・・・・」    

シスター「なんか危ないですよ神父さま」

神父  「実はぢゃな!」

シスター「はい」

神父  「耐久ぢゃよ!!た!い!き!ゆ!ぅ!」

シスター「神父さまよくもそんな器用に小さな「ぅ」を叫べますね」

神父  「ハハハハ・・・ん?さてはお前は耐久レースの楽しみをわからずにそうやって、人のあげあしをとって喜んでおるのじゃな?」

シスター「いいえ神父さま、そんな事ございませんわ。」

神父  「ではそなた、あの究極の娯楽「耐久レース」の楽しみを知っておると?」

シスター「もちろんですわ!あの仲間との楽しい精神のシンクロ!チームワーク!仲間と議論する楽しみ!試行錯誤!そしてあのスタートしてから4時間以上たった時の、けだるくも心地よいアンニュイなひと時!競争、達成感!これぞすべての要素を兼ね備えた究極の娯楽!!まさしく耐久レースはこの1ヶ月前から既に始まっているのです!!!」

神父  「・・・・・・なんじゃ、まるでワシのせりふじゃな」

シスター「ええ、だって神父さまいつも寝言で・・・」

神父  「・・・そうか・・・・・これだけのことを?」

シスター「はい」

神父  「寝言で?」

シスター「はい」

神父  「われながらキチガイじゃな」

シスター「まさしく」

神父  「・・・・オホン!・・ま、まあとにかくじゃな、耐久なのぢゃ!!」

シスター「で、そのパーツを購入されたのですね?」

神父  「その通りじゃ!わしゃあもう楽しみで楽しみで・・・」

シスター「最近そわそわされていたのは、その為ですのね」

神父  「うむ」

シスター「車はなんですの?」

神父  「おお、かの大手メーカー田宮謹製TA-04PROぢゃ!」

シスター「無難な選択ですね」

神父  「まあな」

シスター「車は共同購入ですの?」

神父  「いや、なんとそれはワシの友人の弟が快く無償提供してくれたのじゃ!」

シスター「終わったらフルメンテでお返しするのが礼儀ですね」

神父  「当然じゃ!ついでにマシンのセットもしておこう」

シスター「ええ、当然「走る」セットでね」

神父  「・・う、うむ」

シスター「で、今日のパーツはなにを?」

神父  「おっ?えーと、フロントワンウエイにバスタブシャシーに予備サスアームじゃの。まあ、バスタブシャシーはレギュレーションの関係じゃな」

シスター「殆どノーマルでいかれるおつもりですね?」

神父  「うむ。しかし、こまかぁーい工夫は随所に盛り込むつもりぢゃ!」

シスター「神父さま?」

神父  「ん?」

シスター「楽しみですわね!」

神父  「えへへへへ!そりゃもう!!・・・・」

シスター「神父さま?」

神父  「なんじゃ?」

シスター「瞳が輝いてますわ」

神父  「え?・・は、そ、そうかの?」

シスター「ええ、まるで少年の瞳のよう」

神父  「いや、はは、そうかの、なんかテレるのう!」

シスター「うふふ、じゃあ良い子は早く寝ましょうね」

神父  「へ?」

シスター「お・や・す・み・な・さ・い」

(コツ、コツ、コツ、コツ・・・ギィィーーーバタン!)

神父  「お・・・おやすみな・・・さい・・・・・あれ?」

 

神父  「・・(さあメンテして寝よ)」

シスター「・・(良い子は「速く」ねましょうね)・・」


 

 デッド オア アライブ (No.00003) 2001/2/27

 

神父  「・・(カタカタカタカタカタ)」    

シスター「・・(??????)」    

神父  「・・(カタカタカタカタカタ)」    

シスター「・・神父さま??」

神父  「・・!」    

シスター「・・今日はおしごとではありませんの?!」    

神父  「・・休んだ」

シスター「・・・・・・・」

神父  「・・・・・・・」

シスター「・・・・え?」    

神父  「だから休んだのぢゃ!」

シスター「・・・そ、そんな簡単に「休んだのぢゃ」って・・・!?」    

神父  「うむ。今日は特別なのじゃ。」

シスター「あら、何かありまして?」

神父  「・・ほれ、いい天気じゃのう・・」

シスター「・・それが何か関係が?」

神父  「関係おおありではないか」

シスター「ま、まさか・・・」

神父  「うむ、そのまさかじゃ」    

シスター「そっ、そんなぁーーーーー!そんな天気がいいからってラジコンをするために社会人の義務でもあり神父さまのラジコンの資金源でもあるお仕事を放棄してたんじゃぁ、この先どうなさるのですか!!」

神父  「チガウチガウチガウ!そうはやまるでない」

シスター「一体なにがちがうとでも?」    

神父  「今日は始めてのズル休みなのぢゃ!」    

シスター「理由になっておりませんが」

神父  「あと、東日本や中京の人にはわかってもらえんと思うが、ワシらの地方では12月から2月いっぱいは雪で極端に練習量が減るのじゃ」

シスター「それも今日休んだ理由にはなりません」    

神父  「話をきけい!・・それでだな、ワシらのようなラジキチがそれだけの長い期間ラジコンをしないと・・」

シスター「しないと?」

神父  「死んでしまうのぢゃ!」

シスター「ありえません」

神父  「いいや、死ぬね。間違いなく。」

シスター「はぁ」

神父  「じゃからこそ今日はやむを得ず休みをとってじゃな、」

シスター「お言葉ですが、神父さま」

神父  「なんじゃ、何を言われてもわしゃ今日はラジコンへ行くぞ!」

シスター「神父さまは先ほど、「長い間ラジコンをしないと」っておっしゃいましたよね」

神父  「いかにも」

シスター「あの、ちっちゃーいラジコンをもって、どんなひどい雪の中でも夜な夜な出かけて行きましたが、」

神父  「・・・・・・」

シスター「あれはラジコンとは言わないので?」

神父  「・・う、うぐぅ・・」

 

シスター「・・悔い改めなさい、そして懺悔するのです」

神父  「・・わ、わたくしは今日ラジコンがしたいがために、大事な仕事を休んでしまいました」

シスター「・・続けなさい」

神父  「・・し、しかし本当に今日だけなのです。わたくしはふだんからけっこうまじめに仕事にいっておりますし、今日一日休んだら身も心もリフレッシュし明日からの活力になると思って・・・」

シスター「・・否!神は休んだ事よりも、休んだ自分を正当化するあなたにお怒りなのです!」

神父  「い、いや、しかし、わしはただ純粋にあのラジコンを走らせたかったのです。なぜならばわたくしは今シーズンマシンを変えて、まだこれといったセットも出ぬままレースも目前なのです。どうか、どうか、わたくしの気持ち、くみとってくださいませぇー!!」

シスター「・・それは汝にとって」

神父  「へ?」

シスター「・・それは汝にとってそれほど大切な事なのですか?」

神父  「も、もちろんでございます。ラジコンはわたくしめの生きがい、命そのものでございます!!」

シスター「・・・・・・」

神父  「・・あ、あのぅ・・・」

シスター「いいですわ、そこまでおっしゃるのなら」

神父  「え?」

シスター「どうぞ行ってらっしゃいませ」

神父  「ホント?」

シスター「本当です」

神父  「やっ、やったーーーー!!!」

シスター「そのかわり・・・・」

神父  「・・・・・そのかわり?」

シスター「今日もおあずけですわ」

神父  「・・・アレ?」

シスター「アレです」

神父  「・・トホホ・・・・・」

 

シスター(ホッ・・今日もうまくのがれましたわ)

神父  (なんだかだまされたような・・・・・)

    

 

 


 

とばしすぎにご用心 (No.00002) 2001/2/26

 

シスター「神父さま?」

神父  「なんだね?」

シスター「ちょっととばしすぎじゃありませんこと?」

神父  「何がだね?」

シスター「更新です。」

神父  「サイトの更新のことかね?」

シスター「他になにがありますの?」

神父  「やはりそう思うか?」

シスター「ええ、わたくしの御察しする神父さまから考えると、とてもこの先この調子でいくとは思えませんが。」

神父  「ワシもそう思う。」

シスター「あら、ずいぶんあっさりしてらっしゃるのですね。ならついでにもうひとつ。」

神父  「なんだね?」

シスター「上のタイトルの横の桁数は意味がありますの?」

神父  「ああ、「(No.00002)」てやつだな?」

シスター「さようです。」

神父  「・・ほれ、大は小を、」

シスター「にもほどがあります。神父さま、もし3日に1回更新したとしてあの桁数を有効利用するのにどれほどかかるとお思いで?」

神父  「えーと、なになに・・・・1万超えるためには・・・・・・83年か・・・」

シスター「死んでますね」

神父  「死んどるな」

シスター「しかも3日に1回の更新はまずありえないでしょう。」

神父  「だな」

シスター「わたくし的には2桁で充分だと思われます。」

神父  「いや、さすがにこのワシでも2桁てことは・・」

シスター「あら、そうですか?」

神父  「そのくらいはのう」

シスター「そうですわね、さすがの熱しやすくさめやすい人間の代表とも言うべき神父さまでも2桁ってことはないですよね」

神父  「・・ムムム・・ええーい!おとなしく聞いておれば言いたいこと言いおって!桁数は減らすどころかふやす!!そして1日10回更新!目指せ泉重千代ぢゃ!」

シスター「神父さま、そういう出来ない約束はされないほうが良いかとおもわれますの。」

神父  「・・・・ハイ。」

シスター「神父さま?」

神父  「・・・・まだあるのかね」

シスター「ここはラジコンのサイトなので、そろそろラジコンの話題を出された方がよろしいかと。」

神父  「そんな事はわかっておる!だいたい今日はお前がふってきたのではないか!」

シスター「あら、そうでございました?」

神父  「なにが「ございました」じゃ気取りおって。」

シスター「・・ああ!・・なんと、なんというひどい意言い回し・・、ひどいわ神父さま、わたくしすべて神父さまの為を思って・・それにわたくしきょうこそはと覚悟をきめてまいりましたのに・・」

神父  「う、うぉっっ!い、いや、わ、ワシが全面的に悪かった!ゆるしておくれ我が御子よ。さささ、機嫌をなおしておくれ・・」

シスター「(シクシク・・)」

神父  「い、いや、そのぅ・・どうじゃ、あちらの寝室の方で一休みしては・・・ウホッ!」

シスター「・・・・・・・・」

神父  「ん?どうした?」

シスター「・・・・・・最低ですわ!!(スタタタタタタ)」

神父  「・・・オーーーーマイ、ガッ!!」

 

 


 

 向かうところ意味なし (No.00001) 2001/2/26

 

シスター「神父様」

神父  「なんだね?」

シスター「なにしてらっしゃるのですか?」

神父  「おまえも変な事聞くのぅ。見ての通りサイトを更新しておるのじゃが。」

シスター「意味がわかりません。」

神父  「何を言っておる、わからんのはおまえじゃ!わしがパソコンの前でキーボードをたたいておるのはもはや説明の要らぬほど明確かつ物理的な事実であろう!」

シスター「そのことを言ってるのではありませんわ。」

神父  「キィィー!なんじゃお前は遠まわしに!ハッキリ言え、ハッキリ!」

シスター「一体、何を何の目的で更新されておられるのですか?とお伺いしたかったのですわ。」

神父  「ん〜、なんだか気に食わん言いまわしだな。」

シスター「質問の意味がお分かりになりまして?」

神父  「あーもう、わかったわかった。」

シスター「それで?」

神父  「うむ。わしもわからんからこそ、とりあえずこうやって更新してだな、様子を伺っておるのぢゃ!」

シスター「威張って言うことじゃありませんわ。」

神父  「そういうお前は何か良いアイデアでもあるのか?」 

シスター「いいえ、わたくしはあくまでただの尼ですので、神父さまのお力添えしかできませんわ。ただ、こう意味も無く神父さまとわたくしの会話をだらだらとラレツするだけで、はたして意味があるののもなのかと」

神父  「心配いらん。」

シスター「あら、どうしてですの?」

神父  「この地の果ての離れ小島にもともと誰もやってくるとはおもっておらん。」

シスター「では何のために・・・(ギクゥ!)」

神父  「わしは自他ともに認める無類のラジコン好きじゃ。」

シスター「存じております。(ホッ)」

神父  「しかも、速くなりたいとの一心のみでこの無敵のハイボルテージ、ハイテンションを保っておる!」

シスター「ええ、そのようですね。」

神父  「しかし、わしも人間じゃ。あの世界に浸かりすぎると、趣味の領域を越えてこう、とてつもなくストレスを感じるときがあるのぢゃ!」

シスター「あらまあ。」

神父  「そこでだ!」

シスター「はい。」

神父  「世界はひろい!そんな輩はワシ一人ではないはず。」

シスター「世界ときましたか。」

神父  「そんなディープな世界に疲れ、しかしながらラジコンの魔力にとりつかれ逃げることもできずに心のよりどころもなくふらりとさまよってくるそんな人をじゃな、」

シスター「・・いやしてあげたいと?」

神父  「おっ?お前もだんだんわかってきたではないか」

シスター「ありがとうございます神父様。」

神父  「うむ。こんな感じでどうだろうか?」

シスター「ステキですわ神父様。実はそんな深い考えがおありになったのですね。」

神父  「当然だ。」

シスター「それで、具体的にはどんな方法で・・」

神父  「・・・・・・・・・・」

シスター「神父さま?」

神父  「・・とりあえず、なんだ、わしの心を癒してはもらえんじゃろうか?」

シスター「・・アレですか?」

神父  「・・アレじゃ。」

シスター「・・例の?」

神父  「・・例の。」

シスター「・・きっ、今日は、その・・・そう、ダメな日ですの。」

神父  「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

シスター「と、とりあえず、懺悔室でも作ってみてはいかがでしょう神父さま!で、ではお先に失礼いたします!おやすみなさいませ!(スタタタタタタタタ)」

神父  「次はにげられんぞぉーー!!」

 

 


 

 祝、建立!(NO.00000) 2001/2/25

 

神父  「おおぉ・・・・・」

シスター「ええ・・・・・」

神父  「つ、遂に完成しよった!」

シスター「本当ですね神父様・・・・夢ではないのですね?」

神父  「当然ぢゃ!」

シスター「現実ですよね?」

神父  「当然ぢゃ!!わしだってやるときゃやるって事をみせておかねばな」

シスター「さすがですわ神父様。先日、教会を設立するのに、「ワシはメモ帳でホームページをつくる。だから今タグを勉強しておるのじゃ!」とおっしゃってた時には、正直わたくしあきらめてましたの」

神父  「ふむふむ」

シスター「だって、あんなに毎日毎日ラジコンばっかりいじってらしたから・・」

神父  「うむうむ」

シスター「うふふふ・・それでこそわたくしの神父さまですわ!」

神父  「ほうほう」

シスター「で、もちろんタグを勉強されたんでしょ?」

神父  「(ギクゥ)・・・・・・・・・」

シスター「・・・・も、もしかして・・・」

神父  「・・うむ・・」

シスター「・・まさか・・・」

神父  「・・は、はい・・そのまさかです・・」

シスター「・・・」

神父  「・・はははは、まあそんな顔するでない!この際、無事に出来たのだからいいではないか!ほれ、わしだっていつも遊んでるわけではないしのぅ。ちゃーんと仕事だって行っとるわけだし、帰ってからはホレ、なんだ、あの、その・・」

シスター「ラジコンデスカ?」

神父  「ハイ」

シスター「あの、常識では考えられない程のお金ばか〜り費やして、一文の得にもならないラジコンデスカ?」

神父  「・・いや、あの・・」

シスター「あの色気も何一つなくて、レースとなれば例え親戚の法事でも、あたかもそれが当然のようにほったらかして行ってしまう、あの、あのラジコンデスカ?」

神父  「う、・・・ちょと言い方がきつうありゃせんかのう。(これだから女は夢が無いってゆうか・・・)」

シスター「(ギロ)」

神父  「ハ、ハイ!」

シスター「まあ、今回だけは一応教会も建ったわけですし、大目にみておきますわ」

神父  「一応はよけいじゃ。」

シスター「そうでしたか?」

神父  「しかしあれだぞ、ここは教会といえどラジコンのサイトじゃからのう、お前もあんまりラジコンの悪口を言わん方がいいのではないんかのう」

シスター「いいえ、わたくしもラジコンは大好きですわ。ただ、あまりにも後先考えず浪費をし続け、狂ったようにラジコンばかりしている神父様はどうかとおもわれますが」

神父  「だから狂ったも余計じゃ」

シスター「ですから、何事も程々にってことですわ」

神父  「いや、頭ではわかっているんじゃが、ちーとプロポを触らんと、禁断症状が・・。うおっっ、今も!」

シスター「神父様みたいな人の事を「後天性ラジコン免疫不全症候群」と言うのです。まあ一言で言うならラジキチでしょう」

神父  「ラジキチ・・・良い響きじゃのう!ああ、天下一のラジキチになりたい!」

シスター「はぁ・・」

神父  「で、ほれ、あの約束はどうなっておる?」

シスター「約束といわれますと?」

神父  「ほれ、そんな事言わすでない、アレぢゃ!」

シスター「・・・・・・・・」

神父  「なんだ、忘れたとは言うまい、うほほーぃ!なんなら今からでも良いぞ!」

シスター「あれは無かった事に」

神父  「え・・・、今、なんと・・」

シスター「ですから、夜の約束は無しです」

神父  「なんじゃー!約束が違うではないかー!」

シスター「だって神父さま、メモ帳で作らなかったんですもの」

神父  「い、・・・いやだーーーズルイズルイズルイ!」

シスター「子供みたいなこと言うんじゃありません!!」

神父  「・・・おお、神よ・・・」

 

 

シスター「で、神父様、このサイトの目的は?」

神父  「・・・・・・・・・」

シスター「もしかして、アレが目的でとりあえず作ったとか・・・」

神父  「・・・・・・・・・」

シスター「・・・・・・・・・」