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バックナンバー礼拝堂

 


 

 

 ピクセリズム ピクセリアン (No.00030) 2001/12/9

 

 

神父  「・・た、ただいま帰ったぞシスターよ!」

シスター「あら、おかえりなさいませ神父様。・・ずいぶん遅かったですわね」

神父  「・・ま、まあな」

シスター「いったいどちらへ行かれていたん・・・ハッ!(チラッ)」

神父  「・・いや、その・・ちょっとな。ハハ。あんまり天気がいいもんで、ちょっとあっちの方までな。・・ハハ」

シスター「(そ、その袋は、神父様の大好きなヤマダ電気の袋・・)」

神父  「そ、そしたらなんだ、ホレ、なんだ、さ、昨夜おぬしが、「ねえ神父様、今年も年賀状は写真を載せるんでしょ?今年はどんな写真を載せようかしら。ウフフ♪」とかなんとか言っていたもんだから・・」

シスター「(なんとも微妙で高価そうなサイズですわね・・)」

神父  「そしたらなんと偶然にも目の前にワシの毛嫌いするヤマダ電気が見えてきたではないか!。あまり中に入る事は気の進まなかったのであるが、ワシなりに試行錯誤を重ねた上でぢゃな、当然ワシには全く必要のないものであり、全く欲しくはなかったのではあるのだが、かわいいおぬしの望みとあらばたとえ尊いワシの少ない私財をなげうってでもだな、ひとつその願いを聞いてやりたいという一心でだな・・」

シスター「(に、人間どうしたら、いったいここまで醜くなれるのかしら・・)」

神父  「嗚呼、ワシって本当におぬし思いの最高のだんな様だとはおもわんかね!いやあ、まったく自分のやさしさがうらめしい!」

シスター「・・・・・」

神父  「さあさあ嬉しいなら遠慮はいらん!充分に喜べばよいぞ!さあどうした!喜べ喜べ!イエイイエイ!」

シスター「(ギロ)」

神父  「・・ご、ゴメンナサイ」

シスター「・・今日は一体どんな無駄遣いをなされたんですの?大体想像はつきますが」

神父  「おいおい、そんな物を見る前から無駄遣いと決め込むのはやめなさい」

シスター「いえ、神父様のご様子がおかしい時は100パーセント無駄遣いと相場がきまっております」

神父  「クッ、ええい!聞いて驚くなよ!」

シスター「はいはい」

神父  「コレを見よ!リコー謹製デジタルカメラ『Caplio RR10』イエイイエイ!」

シスター「え?!デジカメ?!神父様は既にお持ちになってますじゃありませんか!」

神父  「い、いやいや、あれも一応デジカメとはいうものの、液晶もついてなければ画素数も30万画素くらいの、そもそも使用用途からして違う別の道具ぢゃな。まあ時と場合によってはアレもなかなかのものぢゃからこれからも愛用していかねばならないのだが、とにかくやはりこの『Caplio RR10』はワシの現在のニーズと要求を100パーセント満たしてくれる、購入した事を決して後悔しない超超激激優れものなのぢゃ!」

シスター「・・ちなみにお幾らですの?」

神父  「なにがじゃ!」

シスター「そのデジカメのお値段です」

神父  「・・ええい!値段の事はこの際良いではないか!」

シスター「ちっともよくありません。とっても重要な問題です」

神父  「・・や、やっぱり?」

シスター「当然です」

神父  「ま、まあ・・、そうだな、う〜ん・・」

シスター「(ギロ)」

神父  「デ、デジカメに関しては実質3万2000円だったと思われます」

シスター「・・デジカメに関しては?・・実質?」

神父  「・・・・・・・」

シスター「最終的にお支払いした金額を教えてくださいまし」

神父  「う〜ん、ま、まままま、さ、ささささささ37000円ってところぢゃなでございます」

シスター「あら?」

神父  「・・え?」

シスター「あらあら、以外にお安いのですね」

神父  「そ、そうか!分ってくれたかシスターよ!そうじゃろうそうじゃろう!いやいや、昔からおぬしは話の分るヤツだと思っておった!ワシは嬉しいぞシスターよ!さあこの調子で次は何を買うのじゃ?のじゃ?のじゃ?パソコンいっちゃう?パソコン!」

シスター「勘違いなさらないように」

神父  「・・え?」

シスター「神父様があまりにも自慢するものですから、最近出ている400万画素とかの6万とか8万とかするハイスペックなものを購入されたと思ったのです。その37000円というお値段はわたくしの怒りを買うには充分すぎるお値段ですわ」

神父  「・・・・・・・」

シスター「・・まあでも、せっかく買うなら長く使うわけですし、もっと画素数とかの多いのを買えばよかったのに・・と、思わないでもないですわね」

神父  「ハッハッハ。甘いなシスターよ。よくデジカメを買う際、よく分ってないか若しくは高いものを売りたいだけの店員なんかは「やっぱりデジカメの性能は画素数ですよ」なーんて事を言う輩がおるが、あれははっきり言って間違いぢゃ!アホぢゃアホ!」

シスター「だ、断言しましたね。しかもアホとまで」

神父  「うむ。いやまあ確かに画素数が多いに越した事はないのじゃが、正直、もし今後画素数が1千万画素を越えたとしても、写真としての自然な風合いや色合いや繊細なタッチは、到底まだまだ全然皆目「銀塩写真」にはかなわない。勿論、写真を加工したりその他便宜上ではデジカメの方が極めて優れているが、ぢゃあ今出ている500万画素を圧縮なしでフルに使って撮影したとする。そしたらあんた、どれだけのデータ量か知っとるか?はっきり言ってやばいぞ。よくカメラに標準でついてくる8M程度のメモリー媒体に記録しようとすると、写真なんてあんた、多分2〜3枚くらいしか撮れんぞ。最も標準的な、市場では5000円〜8000円で売っている64Mのメモリーカードでも大した枚数もとれん。まったくメモリをなめるなよ。8Mだって10年前から考えると、やばい数値だってのに・・(ブツブツ)」

シスター「ま、まあまあ」

神父  「いや、現在は確かにマクロドライブでSDカード規格で切手くらいのサイズの2ギガのHDDなんかも出ているから、ぢゃあ容量に関してはクリアできたとしても、これまたかなり値段が張る。当然だが高い。少なくともワシには買えん」

シスター「ですわね」

神父  「・・・・」

シスター「それで?」

神父  「ぢゃあ、かつその「500万画素非圧縮」の画像を写真風に最高級プリンターで最高級専用フォトカードで最高級専用インクでプリントアウトしたとしよう!」

シスター「はい」

神父  「残念ながら銀塩写真には画質が及ばなく、かつコストも高い!。そして手間もかなりのもの。写真として紙に残さず、それならCDRに焼いてフォトアルバムにしたとしても、正直画素数的には200万もいらない。多分100万くらいでOK。それ以上画素を増やしても画像が大きくなるだけで、小さく圧縮表示してもそんなに変わらない上に、莫大なデータだけが残るという仕組みぢゃ!。要はパソコンの画面にもピクセル数というのはきまっておるから、それ以上の解像度は存在しないのぢゃよ」

シスター「へぇ、じゃあ現在でている高価な画素数の多いデジカメのメリットはないんですの?」

神父  「いや、もちろん全くないわけでもないが、一般的なニーズでは必要ないに等しいのう。余程おかねに余裕があるか、仕事で使う分には使えるかもしれないけど。だってよくホームページなんかに落としてある画像なんていうのも、超超圧縮してあるため、「データ量的」には多分30万画素、いや、それ以下かも。それでも充分見れるし、第一それ以上画像を重くするとはっきりいて今のネットのスピードではかなりツライ。ADSLやケーブルでネットをしているならまだマシであるが、ワシだって最近までISDNだったし、世の中にはまだまだアナログ通信している人だっている。今の時点でそんな重いページを作ってしまうと、敬遠されて誰も見てくれない。しかもサーバーにも負担がかかる!」

シスター「サーバーは関係ありません」

神父  「まあな」

シスター「でも画素数って、カメラで減らせるんですよね?」

神父  「まあ確かにそうであるし、高いカメラはレンズも良い物を使ってるし、光学ズームの倍率も高いし、同じ画素数でもキレイに撮れる場合が多いが、さっきも言った通り画質にそんなにこだわるならそんな中途半端なものは一番意味がない!もっと15万以上する最高級1眼レフ最高級デジカメを買うか、そうじゃなければやっぱり銀塩写真が一番ぢゃ。第一「携帯電話の様に常に持ち歩いてナンボ」のデジカメにしてはデカイ!小さいのもあるけれども高いから怖い!どうする、落としたら!盗まれたら!忘れたら!壊れたら!壊したら!責任とってくれるのか?それとも保険入れってか?どこだ!日本生命か!東京海上火災か!アフラックか!え?!え?!え?!」

シスター「・・・・・・」

神父  「そういった意味では、どうよワシのリコー謹製デジタルカメラ『Caplio RR10』!。サイズも携帯の一回り大きい位で、バッグがなくても4次元ポケットぢゃなくてもワシのGパンのキュートでサイケなヒップについているポケットにエブリデイエブリタイム携帯可能!しかも軽い!画像も必要にして充分の212万画素!しかもさすが後発だけあって同じ価格帯のものから比べると画質はかなり良い!勿論性能も!そしてこいつの凄いところは、家に着くと、携帯電話の様な充電スタンドがある。そいつに「チョン」と置いて、パソコンのソフトを立ち上げるだけで、裏でつながったUSBから自動的に画像をPCに落としてくれる!うヒョ〜チョー楽チンポン!ウヘウヘ!」

シスター「ま、まあ、確かに悪いものではなさそうですわね」

神父  「ぢゃろ?ぢゃろ?ウヘウヘ。そしてワシが着目しているのはこれだけではない!こいつの凄さは「動画撮影機能」にある!」

シスター「はあ。でも、それこそビデオカメラでいいんじゃありませんか」

神父  「ハッハッハ。おいおいわかってないねぇシスターよ。大体にしてビデオカメラを携帯電話の様に「常に携帯」できるであろうか!いいやむりであろう(反語)。さっきも言った通り、こいつの凄さはその軽さと小ささと手軽さ。ビデオには到底なし得ない利便性と軽快さと行動力がある!。たしかに画像はたいしてキレイではないが、別に「おもひで」として残す分には必要にしてあまりにも充分!もちろん高性能マイク付きで、音声もバッチリ。ワシの64メガのメモリーカードでも動画が6分間も撮れるのだ。128Mなら12分!。ビデオクリップとして10秒〜30秒もあれば、なんてことのない日常が、充分「おもひで」として永遠にHDDに保存される!。帰って充電器にポンと置いておけば勝手にメモリーはクリーンになり、次の日の撮影に備えられるのだ!最高最高最高!」

シスター「はあ」

神父  「まだピンときてないみたいであるが、よく考えてみよ!これって凄い事ぢゃぞ。だってレースの時の友達とのくだらない会話や雰囲気、黒鉄での麻雀やボンバーマンをしているなにげない風景が、10年後にちょっと見たとき、どんなになつかしい事か!そんなのいちいちビデオで撮影せんじゃろう!」

シスター「・・・黒鉄って・・・い、いつもそんな事をされているのですか?」

神父  「い、いや、いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや」

シスター「・・・・・・・・」

神父  「と、とにかくワシのこいつの主な使い方は、超お手軽いつでもビデオアルバム「〜何気ない日常〜」といったものを作る事にした!最高最高最高!もちろん普通のデジカメ撮影は当然の事ながら、こいつには「テキストモード」なるものがあって、本屋で立ち読みしているときなんかに欲しい情報だけなんかも気軽に撮影!そして近景4cmまで撮影可能で、64ピッチのピニオンの枚数の書いてある文字まで撮影できたりもする「マクロモード」。そしてレコーダーとして活躍できる「音声録音モード」、更には「MP3プレイヤー」としてウオークマン的な使い方もできてしまう!ヤバイぜヤバイぜ!最高最高最高!」

シスター「音楽は100パーセント聞きませんね神父様は」

神父  「クッ・・、残念ながら聞かんな。いや、これを期に・・・やっぱり多分聞かんな。嬉しそうにMP3のファイルは作るかもしないが」

シスター「・・まあ、確かに動画のクリップ保存に関してはかなりステキなアイデアですわね」

神父  「・・お・お・おおおおおお!!!わ、わかってくれるかねシスターよ!ウヒョ〜〜!!最高最高最高!ワシって幸せもんだのう!」

シスター「でも勝手に買ったのはやっぱり許せませんわ」

神父  「・・・・・・」

シスター「あと、冒頭で「年賀状の為」にとかなんとかおっしゃいましたが、神父様はスキャナーもお持ちですから、年賀状を作る程度ではそれで充分だったかと。写真なんて昔のでもなんでもいいんですから」

神父  「・・い、いや、わかってないのう!やっぱりデジカメの良さといったら、100枚でも200枚でも1000枚でも美しいそなたの写真を撮って撮って取りまくる事ができ、その中でさらに光輝くベストショットを見つける事が可能なのだ!ハッハッハ!時代はデジタル!もはや銀塩写真に未来はないのだよ!」

シスター「(さっきと言ってること全然違うし・・)」

神父  「ねえ、いいぢゃん。思い出いっぱい作ろうよー」

シスター「・・・・・・」

神父  「じゃあいい!そんな事言うならおぬしはスーパーで「写るんです」でも購入し、かつフィルムを取りきるまで待ってから長い時間のかかる現像に出して、そして挙句には気にいった写真がなくてもう一度写るんですでも買いに行け!どうだ!やるか!」

シスター「(まったくこのお方って・・)

 

シスター「・・あら?・・変ですわねぇ」

神父  「な、何がぢゃ!」

シスター「ええ、神父様にそんなにたくさんのお金があったとは思えないのですが・・・(ハッ)」

神父  「(ウッ)」

シスター「ま、まさか!」

神父  「・・い、いや、あの、その」

シスター「ボ・・」

神父  「・・ボ?」

シスター「1?」

神父  「・・ボ・・・1でございます」

シスター「・・・・・・」

神父  「・・・・・・」

シスター「アーメン」

神父  「アーメン」

 

 

 

シスター「ここ、ラジコンサイトですわよね?」

神父  「・・・・・・・」

 

 


 

 LIVE 日記 (No.00029) 2001/11/26

 

     サンヨータミヤGP2001ワールドチャンピオンシップ編

 

 

神父  「ムムムムム」

シスター「あらま、いつになく不機嫌ですわね」

神父  「いや、けっして不機嫌ではないが、上機嫌ではない。さらに言うならば比較的ブルーでもあるしご満悦でもある」

シスター「意味がさっぱりわかりませんわ」

神父  「どうでもよいのだ。なんとでも捉えてくれ」

シスター「はあ」

神父  「とにかく今回の3日間の「LIVE日記」は結構長文になったため、思い出も含め礼拝堂に保存する事にした。う〜ん、この長さ、今見返すとたいしたもんだな」

シスター「あのう・・」

神父  「なんじゃ?」

シスター「これを書く時間を惜しんでメンテナンスにいそしんでいたならば、もう少し結果が変わっていたのではないかとおもいまして・・・」

神父  「・・・・・・・」

 

 

 

 

13年11月23日(金)「公開練習日」

 

あまりにも不運続きの1日でござった。

 

ワシは基本的に頭痛もちであるものの本格的な風邪というのには滅多にかからない。本日の不運は全てはここから始まった。まず地元から静岡に旅立つときにやけにくしゃみと鼻水がでるのでなんだかイヤな予感はしたものの、基本的に物理と科学しか信用しないワシではあるのだが、「病は気から」という言葉を全面的に信用しているワシは全然楽観視しておった。ところが道中、やけに頭痛がしてくるではないか。まあ頭痛ならあまりにも平生のことであるのでなんのためらいも無くワシの愛用頭痛薬である「サリドン」を服用。もうこれで一安心だと思っていたのもつかの間、しばらくすると「んん?熱っぽいぞ?」とどこと無く違和感を感じその後かなりの悪寒と熱を確実にワシはキャッチ。う〜ん、マジ?イヤン。そんな中でもどうする訳にもいかず当然の如く向かうしかない。しかもその寒気の中で車中泊を敢行した為に当然朝は悪化。ともあれ雨男No.1殿の助けもありなんとか「ツインメッセ・静岡」に到着。扉が開いて充電のセットアップの時に第2の悲劇が・・・。

 

CDC壊れてました

 

ま、まあ何とか飾りと思ってい一応持ち込んでいたワシのターサーちゃん(注:ターボ30)があることに気付いてとりあえず気を取り直す。ワシは風邪でかなりボーっとしている中何とか準備を進めプラクティスの1回目が始まった・・・。

 

バックしました

 

頭の回転も遅い中雨男No.1殿がせかすもんだから(注:言い訳です)なんとモーターのプラスとマイナスを逆に取り付けてしまったのだ。う〜ん、ショッキパンクしたぜ。とにかく1メータ程バックしてワシの練習走行1回目は終了。ま、まあ気を取り直して第2回目・・

 

アンプ壊れたみたい

 

最悪最悪最悪!嗚呼、ワシが全面的に信頼をおくゼノンのアンプが壊れてしまったではないか!!イヤンイヤンイヤン。ま、まあとりあえずアンプは予備が用意してあったので、かなり大ダメージを受けながらもなんとかかろうじて一応復活。とにかくあせってはいけないと心を落ち着かせ第3回目の練習走行に望む。なんとかまともに走り始めてホッと胸をなでおろし、コースを攻略する為に2周目に突入したとき、ほんのかるーーく、他車がワシの車に接触。まあこんな事ラジコンをしている者にとってあまりにも日常茶飯事の事でありワシ自身何にも思わなかったのであるのだが・・・あれ?・・・

 

ユニバーサル折れやがった

 

超最悪激最悪!死ぬぞ死ぬぞ死ぬぞ!だってあんな接触ワシのサヴァリーナであれば100億回くらい経験しているなんの他愛も無いクラッシュと言うにはおこがましい位の「接触」である!それなのになんだ!あんな2本で2800円もするユニバが折れやがって!クソックソッ!・・い、いや、興奮してはいけないな。と、とにかくまたしても最悪な事に練習3回が終わった時点でなんとワシはほんの1周、しかも流しただけという最悪の状況!・・いやいや、この時は正直ちょっとわずかに帰りたくなった。だってだって、全国から、いや、世界から集まったつわもの達は着々とコース馴れとセッティングを煮詰めているのだ!それがあんた、体のコンディションは最悪な上にまあワシの責任もあるものの、なんにもこんなにワシを責めなくてもいいではないか!ええ神よ!・・いやいや、ゴメンナサイ。

 

そんな中、ワシの走れない間、雨男No.1殿が他の選手のラップタイムを測っていてくれて一応タイムの目安は付いてきた。どうやら速い人で13秒前半を出してる模様である。う〜ん、あせるぜあせるぜ。嗚呼、もうだめかな・・・と思いながら、まずそれよりもちゃんと車が普通に動いてくれるかの方が心配でかなりドキドキしながらのスタート。とにかく出遅れた分取り戻そうと、とにかく馴れるのが先決だと例の「ポエポエ」とラインを見ながら流していた。初めて無事練習が終了し、一安心しながらお立ち台を降り念のため雨男No.1殿に測ってもらっていたタイムを見る。そしたら・・エヘ。

 

12’87

 

ウヘウヘウヘ。おいおい、どうしたもんだ。まあ全部の人にラップを測ってる訳ではないのでなんとも言えないのだが、とにかくここで風邪でボーっとしながらも一応精神は回復。そして第4回目の練習。ワシの前にヒートでTRFの三浦が12秒74を出したのだ。う〜ん、さすがだぜ。そして始まったワシの第4回目の練習走行。今度はボディを変更しての出走。

 

12’67

 

なんだなんだ、もしかしていけるじゃん?ウヘウヘウヘ。そして次の第6回目の練習は念のためというかせっかく購入したタミヤのAのナロータイヤ(注:太いやつ。使わないともったいないじゃん)を投入。う〜ん、あまりにもファンタスティックに最悪。またしても1練習無駄にする(注:これは完全に自分のせいである。あまりにも走らなくてラインの練習にもなりませんでした)。そして迎えた最終練習。最後はトランポを積んで練習するらしく、いやがおうでも気合が入る。なんとしても気分良く明日の本番を迎える為に万全のセッティングを施しコースイン!イエイイエイ!

 

またユニバ折れた

 

最悪最悪最悪!死ね死ね死ね!04のユニバくたばれ!・・・どうやらワシの車に装着されていたユニバは初期ロットのあまりにも折れやすい事で有名なガラスのユニバである事が判明。・・そんな訳で本日まともに走ったのは2パックという最悪の結果となってしまったのだ。う〜ん、後味悪いぜ。

 

書きたい事は山ほどありますが、本日風邪で本当に体調が悪い為この辺で打ち切りとさせていただきます。・・といいつつも、本日しっかりと飲みに行った神父であった(注:だってだって、いろんな人が来るから行かずにはいられなかったんだもん。まあ明日は、結果はともあれこのステキな雰囲気のタミヤグランプリを堪能したいと思います。やはり世界はひろいぜ)

 

アーメン

 

本日の走行パック数:2パック?   今月の累計:50パック

 

追伸:おやすみなさい。バタンQ

 

 

 

 

13年11月24日(土)「公式予選」

 

こんな事今更言うのもなんであるが・・・

 

ラジコンって腕も大切だけれどもやっぱり準備と整備も実力の内である。いくら腕があろうとも(注:別にワシが腕があると言ってるわけではありません)、車をきちんと作る力、事前に壊れたりする要素も取り除いたり、良い状態を保つ力もラジニストには必要不可欠でとてもインポータントな要素であることは今更言うまでもないのである事はあまりにも当然事であり、本日またしてもおこってしまった悲劇の連続はつまりワシの実力以外のなにものでもないという事を念等においていただきながら、本日のライブ日記を読んでいただきたい。・・アーメン。

 

本日は公式予選日でもあるのだが、昨日に引き続き2回の練習走行が与えられた。昨日2回しかまともにテストできなかったワシは今日の練習2回を有効に使うために事前にテスト項目を準備。うへ。まず練習走行一回目。昨日実はワシのダンパーの中のオイルはヨコモ謹製無色透明シリコンオイルが封入されており、こんな事でもし良い成績を残したもんなら調べられて全てがパーになるという事で昨晩タミヤ謹製緑色500番シリコンオイルを封入。それと同時にセットアップも超適当なセット(注:あれをセットと呼んでよいものかどうかは疑問である)から、TRF推奨セットに変更。同時にタイヤの表面荒らしでグリップ力のアップをねらう(注:どう考えてもワシのタイヤのグリップは、あまりにもあからさまに見事なまでに速い人のそれとは、全く皆目全然物理的に違いすぎる。だからなにかせねばと言う事で、ミニッツで培ったノウハウを惜しげもなく投入!)。う〜ん、最悪。明らかにはずしたセットで(注:一応TRFのタイムは参考にしたものの、ここだけの話ワシは実は今回ノギスとかスケールとかそのへんの類のもの一切使用していない。むろんこれは自慢にも何にもならない。いや、これはこの楽しいイベントその他の事に浮かれていた事もありむしろ往々にして反省すべき点である)、ワシの総合的な実力の無さを世界にアピール!・・・。で、おわって車をチェックしてみたら・・・

 

リアのユニバのピンが抜けかけてやがる

 

いやいや、確かにたまに立ち巻きしかけたりしたもののそんなに違和感を感じなかった為に気にしていなかったのであるが、これはどう見てもフレキシブル3輪駆動であったのだ。う〜ん、またしてもユニバかよ。いいかげんユニバに対して怒る気にもならななくて、この1本1400円するユニバはもう1パック限りの超高級消耗品と断定。何事も無かったの如く交換。そして気を取り直して練習2回目。一応車は相変わらずリアが薄く進入も立ちも無い状態でありながらも(注:本当に明らかに他の速い人は、ワシには考えられない進入スピードで入っていく。「うわ、突っ込み番長だ、ダサ・・」と思っていると、そのまま「クルン!」と曲がっていくのだ。もうこれはセット云々ではなく、明らかにタイヤの性能の問題としか言いようがないのである。う〜ん、う〜ん・・・)、何とかいっぱいいっぱいの走りで暫定10番手。ふぅ(注:ちゃんとAMBでタイムが張り出されている。正直10番手でもかなり嬉かったりする)。もうちょっとなんとかすれば良いポジションにつけるかもしれないと思い、かつ「Aメインはなんとか入れるかな・・」と楽観視していたのだが、これがとんだ勘違いだという事にこのときは気付いてなかった。

 

そして始まった公式予選1回目。・・おいおい、ノーコンみたいだぞ。えーなんで?今まで一回も出なかったのに、ついてない時はこんなものなのか?。とにかくとにかくごまかしごまかし走りきる。この時点で36位。そして走り終えてノーコン対策をと車をチェック。コンデンサーをワンダフルに追加し、万全。セットも今までのデータをフルに活用し(注:いや、なんにもデータは出てませんが、言わせてください)、万全の体制で(注:全然万全ではない)予選2回目に臨む。

 

う〜ん、やっぱり変な動きするけど、なんだかノーコンとは違うみたい。まあスタートしてしまったのでとにかく走りきり、イヤな予感が頭をよぎるが、まさかそんなはずはないと自分に言い聞かせ2回目の予選が終了する。そして車をチェックすると・・・

 

またしてもユニバ折れてやがる

 

キ、キ、キ、キ、・・・キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ−ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん!!!!!!

 

いいやワシは許さんぞ!このユニバだけはなにがあっても許さんぞ!な、ななななななんだこれは!こんな事があっていいのか?許されるのか?ええ?!神よ!どうなんだ!教えてくれ教えてくれこのワシが一体何をしたというのだ!一体どうすればこの短期間にこのみぢかい走行時間、しかも大したクラッシュをしてないというのに、ユニバーサル、それもスチール製のものが4本も折れていいのか?!許されるのか?!もうイヤダイヤダイヤダ!!カエルカエルカエル!!帰宅帰省ゴーホーム!!・・・・・

 

・・・本当にもううんざりしていたワシではあるが、やっぱりラジコンに生きる事を神に誓った正統派ラジニストを自称するワシとしてはこんな事でくじけてはいけないと自分自身に言い聞かせ、本日の予選最終ラウンドとなる予選3回目に挑む。

 

お?今度は結構まともだぞ。車は相変わらずサイテ・・・、いやいや、イマイチであるが、とにかく主だったトラブルは無いようだ。そしてワシは予選初めてのマジモードマッチドアタックに突入する。で、でもあまりにも言い訳じみた事を言うようであるが・・・

 

死ぬほどパンチない

 

これマジヨこれ。何が原因かはわからないが、とにかくあまりにも見事にコスメティックルネッサンスに立ちが無いのだ。ギア比だってそんな間違った選択はしてなく、で、でもたしかにバッテリーは昨日使用したものではあるものの、とにかくあからさまに遅いのだ。後で雨男No,1殿が「なんで握らないの?ナンデナンデナンデ?」と聞くものの、いやいや、ワシはあからさまにしっかりと握っているのだ・・・・。

 

とにかくこれで、ワシの本日の予選はかなり不完全燃焼のまま、暫定18番手という結果に終わってしまったのだ(注:Aメインの枠は16人である)

 

残す予選はあと一回。とにかく今のワシに出来る事と言えば・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユニバが

 

ユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバがユニバが、タミヤ謹製TA−04用ユニバーサルドライブシャフトが折れないように祈るだけである!

 

さてどうなることやら。とにかく最善を尽くしますが、どうか我が教会の敬虔な信者達も、ワシの明日のユニバが折れないよう祈ってくださいませ。本当に宜しくお願い申し上げます。

 

アーメン

 

本日の走行パック数:5パック?   今月の累計:55パック

 

本日のユニバ破損数:2本   今月の累計:4本

 

 

 

 

13年11月25日(日)「最終公式予選:決勝」

 

ワシは常々「個人的なレースレポートはしない」とあまりにも偉そうに断言しているのであるが

 

でもでもあんた、ちょっと聞いてよ。24日の夜、完全に追い詰められたワシはホテルにて日記を書き上げた後、雨男NO.1殿と、とにかく車を完全チェック。そのチェックはかなり細部にまで至り、かつちょっとでも不安な要素があれば一度バラして組みなおすという徹底ぶり(注:偉そうに言っているが実はこれはラジニストの基本でもある)。4本の「ガラスのユニバ」も勿論クラックなどが入っていないかとなめるようにチェックしていたのだ。全ての可動部もチェックし、ステアリングサーボも標準積みに変更(注:借りたままだったので、ちょっと違った積み方にしてあったのだ。別に何も変わらないと思ったのであるが、「ここまできたらやれる事はすべてやろう」ということになり、とにかく一切の妥協をふり払い、完全に組み上げたのである(さらに注:いうまでも無いがこれもラジニストの基本中の基本であり、偉そうに言う事ではない))。サーボを触ったので一度トリムを合わせたいと言うことで、ホテルの部屋の前にはかなりハイグリップカーペット路面のロングストレートがある事を思いつく。ウヘ。なんだか知らないが雨男NO,1殿と2人でウキウキしてしまい、バッテリーを準備して勿論ピニオンは最大の51枚!ウヘウヘ!我が愛機EX−1火星の電源を華麗にオン!・・あれ?

 

の、ノーコンぢゃん

 

いやいや、予選の日3輪駆動だと思っていた挙動は、しっかりとノーコンでもあったのだ。かなり最悪。とにかく原因をつきとめようと、まずはクリスタルを変えてみるが同じ挙動に(注:ちょっと変わったノーコンで、スイッチを入れると突然トリムが「ウイン」と右に30度位動いて固定されるのだ。それがプロポの角度とか位置で直ったりなったりを繰り返すのだ)。仕方ないので予備の受信機に交換。「な、直った」。雨男NO.1殿と二人で「今気付いてよかった〜〜!!」と胸をなでおろし、そのまま「ハイグリップカーペット路面ロングストレートbyホテルの廊下」で、かなりの音を鳴らしながら夜練。危うく舵角合わせそうになりながら思いとどまり、その車の完成度に2人で酔いしれながら2人で明日のポールポジションを夢見てホットヌードルで乾杯!!。そして翌朝会場に到着。2人で勘違いし他の人と30分くらい送れて入場(注:ハハハ・・)

 

準備を終えてワシの予選の番が近づいてくる。しかしワシは昨晩あまりにも完璧にパーフェクトで華麗にエレガントでビューティフルに美しくコスメティックルネッサンスに車を仕上げた為に、かつたったの1周のタイムを出せば良いというのも合わさり、かなり落ち着いている。この時点で車さえ普通に動いてくれれば正直Aメインのタイムは出す自身はあまりにもあったし、現にそんなに難しいと思えるタイムでもなかったのだ(注:かなり負け惜しみであるので気にしないで下さい)。そして次々と最終予選が終わっていく中、最終ラウンドのワシのヒート。集中しながらお立ち台を登り、雨男No.1殿がスイッチを入れるのを確認。そして・・・

 

ステアリング右30度固定

 

さ、さ、ささささささささ最悪最悪最悪!!イヤンイヤンイヤン!!全然直ってなかったぢゃーーーーーん。エーン、エーン、エーン・・・。イヤダイヤダイヤダ!Bメインに落ちたく無いよーーーー!エーン、エーン、エーン!。・・・「よ、ようし!」。思い立ったワシの限界ラバーズの行動は!!

 

「ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ(注:我が愛機EX1火星のトリムを左に思いっきりずらしている音)

 

この音はまるでワシの心の中の悲痛の叫び声を表す様にお立ち台に木霊する。走り始めると左右の舵角が異常に違う。あまりにも違う。とてつもなく違う。常識を逸脱しているほど違う。今となってはどちらがどちらか忘れたが、片方は申し訳程度にしか切れてないのである。推定5度←マジ。しかしワシは諦めない!そのあまりにもファンタスティックに挙動のおかしい車でいっぱいいっぱいで走る!途中横で走らせていた外人が「オーマイ ガッ!」とか言っているのを聞いてワシは心のなかで「おいおい、ワシの方がよっぽどオーマイガッ」だぜ、ビーッチ!コーック!サーック!ファーック!とかなんとか思っているうちになぜか例の「ステアリング右30度固定」が直ったらしくワシはまたもや今度は右に「ピピピピピピピピピピイピピピピピ」とトリムを直すもむなしく・・・終了・・。ワシの命を削った走りむなしく(注:多分まわりから見ている人は、「ラインあまあま。ださ」と思ったに違いない。それでもワシには命がけのタイムアタックだったのだ)、当然タイムアップできるはずなかったのである・・。

 

基本的にラジコンを操作している時が最も至福の時間であるラジニストのお手本とも言えるワシにとって、ノーコンで走れないというのは全く持って拷問に近い。しかもこんな遠くまで3日間も遠征に来ているにも関わらず、まともな状態で走行できたのはたったの1パックか2パックである。とにかく決勝だけでも気持ちよく走らせたいと考え、KOのブースが来ている事もあり、タミヤに預けているプロポをKOに持っていきたいとたのんでみたのだ。そしたらタミヤの原さんが「とにかく持ってきてください」ということで、受信機からアンプ、クリスタルにプロポのモジュールに至るまで全てを交換。これでノーコンだったらプロポかサーボ以外もう原因はない。そして始まったワシの決勝メイン4番グリッド・・

 

ステアリング右30度固定

 

ワシのサンヨータミヤワールドチャンピオンシップ2001は、スタートして0.3秒後の第1コーナー激突。後続に思い切り迷惑をかけた後、走行を諦めて半周で幕を閉じたのである。

 

 

あまりにも何一つ出来なかったこの大会。確かに悔いが残らなかったかといえばウソになるのではあるのだが、しかし、この大会の雰囲気、タミヤの「全員にレースを楽しんでもらおう」という運営の姿勢、そして知り合えた様々なラジニストな人達、全てがとってもドリームでステキな3日間を過ごす事が出来たというのは本当に本音である。こんなすばらしい3日間を過ごせた事を、タミヤに、雨男No.1殿に、そして出会えた方々に、バッテリーや車や情報を与えてくれた方々全てに感謝したい。

 

アーメン

 

・・と、美しく終わらせる事はあまりにも簡単であるのだが、やっぱり悔しいぞ!クソッ!クソッ!キィィーーー!!(注:しかも結局ノーコンの原因もわかっていない)

 

本日の走行パック数:0パック   今月の累計:57パック

 

お亡くなりになった方々:CDCチャージャー19800円、ゼノンアンプ24800円、ユニバ4本5600円、他。

 

今回の無駄使い:スーパースリックとそのインナーとホイル、M2スリックとそのインナーとホイル、その他多数。

 

 

 

神父  「どうよどうよ」

シスター「ノーコメントでよろしいですか?」

神父  「もちろんでございます」

シスター「アーメン」

神父  「アーメン」

 

 


 

  偉人伝説 (No.00028) 2001/11/14

 

 

神父  「嗚呼、今日も死ぬほど黒鉄へ行きたかったけど我慢しておぬしとお買い物へ行ったワシは、なんてスーパー偉いんだ!もはや偉人と呼んでもおかしくないぞ!」

シスター「はいはい偉人様」

神父  「そうかそうか、おぬしはワシの凄さを分っておるのじゃな?なかなかやるではないかシスターよ!見直したぞ!」

シスター「ありがとうございます偉人様」

神父  「ハッハッハ。おいおい、あんまり言うとくすぐったいではないかシスターよ」

シスター「そうでございますか神父様」

神父  「だ、だから遠慮せずとも、偉人と呼んでもよいぞ!」

シスター「かしこまりました偉人様」

神父  「・・ハァ、ハァ、ちょ、ちょっと休憩せんかねシスターよ」

シスター「さあ、頑張って荷物運んでくださいね偉人様」

神父  「いや、ちょっと・・、ハァ、ハァ、ハァ・・」

シスター「次はこっちですわ偉人様」

神父  「・・も、もう帰りましょうよシスター様、ハァ、ハァ、ハァ」

シスター「いいえ休まないでくださいね偉人様」

神父  「(くそーくそー、明日は絶対行くぞーー)ハァ、ハァ、ハァ」

シスター「何かおっしゃいましたか偉人様」

神父  「ヒィ、ヒィ、アーメン・・」

 

 

 

シスター「あまりにも短くありませんか?」

神父  「う〜ん、やっぱりどうにかせねばな」

シスター「毎日にこだわらなければいいのに・・」

 

 


 

 

  ダダこねのお手本 (No.00027) 2001/11/13

 

 

神父  「(よ、ようし・・・これで・・・)た、ただいま!」

シスター「あら、お帰りなさいませ神父様。今日はやけにお早いのですね」

神父  「ハッハッハ。と、とにかくこれを見よ!」

シスター「まあ!おいしそうなシュークリーム!それと、たいやきと、「銀ダコ」のたこ焼きまで!」

神父  「ハッハッハ。ど、どうじゃ、これぜーんぶおぬしの為に買ってきたのだぞ!どうじゃ!嬉しいじゃろ!素直に喜べばよいぞ!」

シスター「(嗚呼、なんてわかりやすいお方・・・)」

神父  「ど、どうじゃ?幸せか?幸せか?ご機嫌は麗しゅうなったか?え?え?」

シスター「(まあ、今日くらいは行かせてあげてもいいか。正直ちょっと嬉しいしね)」

神父  「そ、そうか、嬉しいか。それは良かった!ハッハッハ。と、ところでワシの麗しのシスターよ。あ、あの・・・その・・・このワシの心の中、既に後察しされているとは思うのでございますが・・・」

シスター「・・・・・・」

神父  「・・ハッハッハ。そ、そうか。や、やっぱりダメか。ハッハッハ。よ、よいぞよいぞ。別にワシはそのために買ってきた訳でもないしのう。ハハ。いやいや、ワシは別にそこまでしてラジコンに行きたいとか今日どうしても走らせなければ死んでしまうとか別に今日色々購入したのがもったいなかったとかそんなくらいなら買わないでラジコンのパーツにまわせばよかったとかそんな事別に全然全く皆目あまりにも気にしていないので安心するがよいぞシスターめ!」

シスター「(こ、このお方って・・・)」

神父  「さあて、ワシは今から何をするかのう!えーと、パソコンのクリーンインストでもしようかな!それとももう一度ドラクエZでもやっちゃおーかな!いいやここはやっぱりラジキチ日本代表と同格とも言われておるワシの実力を存分に発揮し、今から今すぐここで「一人ミニッツ耐久8時間」とかを始めざるをえないのか!いいやそれともそれとも・・・・」

シスター「(ああ、もう見てられませんわ・・)」

神父  「キャァァァァァァーーーーーーーーーーー」

シスター「・・い、いってらっしゃいませ」

 

 

 

そんなわけで本日黒鉄へ行ってきたわけであるが、ナイトライダー殿とkeekoさんが現れて楽しかったです。関係ないけれども、今日あるショッピングセンターに行って来たのであるが、そこでワシの昔の友達の比較的当時からレベルの高い女の子と偶然久しぶりに会ったのだ。現在のワシは基本的にラジコンが全てであり格好なんかを気にする事は多少はあれども、まあ殆ど気にしていない。このワシの普段の姿はラジニストとしての誇りでもあり、ラジコン以外の余計な事に気も金も時間もまわしていないれっきとした証拠としてのステータスでもある。しかーーし、今日はうかつにもその子があまりにも可愛くしかも超お洒落をしていて超偶然ばったり久しぶりに出会った為(注:恋愛感情は当時から全然ない)、ついついワシは瞬間的に今の太った姿と汚い格好を恥ずかしく思ってしまったのだ。嗚呼、なんたる不覚。でもでもワシはワシのプライドを守る為に取った行動は、本当はその子に会った事をもの凄く嬉しく思い、ゆっくり話をしたかったのではあるのだが、「おう、もうはずかしいから早くいけ!いけいけ!じゃあな!」と、その子と感傷に浸る様を全く悟られないよう装ったのだ(注:その子は間違いなくワシとゆっくり話したかったのが伝わってきた。マジ)。でもでも今思えばやっぱりゆっくり話ししたかったなぁ・・。と、ちょっぴり心が切ない神父なのであった。・・なんのこっちゃ。

 

 

シスター「なんですのこれは?」

神父  「う〜ん、ワシにもわからん」

シスター「もしかして神父様日記が書きたいのでは?」

神父  「習慣って怖いのう。そのとおりかもしれんな」

シスター「じゃあ復活させればいいのに」

神父  「どーしよーかなぁ」

 

 


 

 

  BLACK fe (No.00026) 2001/11/12

 

 

神父  「最高!最高!最高!ファンターーースティック!」

シスター「ど、どうなさったのですか神父様」

神父  「いやあ、ワシは今猛烈に感動しているアーンドあまりにも満足している!」

シスター「はあ」

神父  「おぬし、昨夜ワシの帰りが遅かったのはなぜだかしっておろう?」

シスター「ええ、まあ。例の「黒川鉄工所(注:俗に黒鉄という)」のコース作りですわね」

神父  「そのとおり!そう、ワシは昨日は仕事でカーペット貼りには参加出来なかったのだが、その後4人くらいで8時くらいからコースを作ったのだ!それがあんた、超サイコーの出来上がりで、レイアウトから見た目までかなりの出来上がり!」

シスター「そう、それで昨夜のお帰りは午前2時をまわっていたのですね?」

神父  「・・う、うむ」

シスター「それで、一体どう最高ですの?」

神父  「ウヘウヘウヘ!そおじゃな、まあ基本的にはマイクロのサイズにベストマッチする様、コース幅はかなり広め。作ったあとマイクロでバトルを楽しんだのじゃが、あまりにも競り合い&抜きつ抜かれつで、ワシは面白すぎて倒れそうになった!レイアウトは一里野の様に「島」が点在し、コースの仕切りはパイロンで美しくされている!コースチェンジもほんの数秒で完了し、コースの種類は逆走も含めると実に10種類以上!しかもその島の中にはちゃーんと「芝」が存在し、美しさは抜群!初めてみたら多分ちょっと感動するぞ!最高最高最高!最高最高最高!最高最高最高!」

シスター「・・・・・・」

神父  「ん?どうした?なんかまだ疑問とか不安とか質問とか質疑とか議題とか問題があるかね?どうなんだどうなんだ!イエイイエイ!」

シスター「いや、別にないのですが・・」

神父  「なんだなんだ、はっきりせい!はっきりせんか!イエイイエイ!」

シスター「ひとつだけよろしいですか神父様」

神父  「おう!なんじゃ!どうしたどうした!イエイイエイ!」

シスター「ご帰宅は8時までにお願いしますね」

神父  「イエイイエ・・・・」

 

 

神父  「も、もうちょっとなんとかなりませんかね」

シスター「日ごろの行い次第ですわね」

神父  「・・アーメン」

 

 


 

  神父日記終焉の日 (No.00025) 2001/11/11

 

 

シスター「し、神父様!」

神父  「ん?なんだねシスターよ」

シスター「本当に終わってしまうのですか神父日記!」

神父  「ああ本当だとも。それがどうかしたのかね?」

シスター「おおありです。あんなに毎日何かに取り付かれたように、どんなに疲れた時でもどんなに眠い時でも、まるで意地の様に約5ヶ月間殆ど休む事無く書き続けた神父日記を、なんの前触れもなくあっさりと止めてもいいものかと・・・」

神父  「いやいや、勘違いするなシスターよ。わしとてこの決断をするにはそれはもう断腸の思いで下した、まったくもって仕方の無い結論なのじゃ」

シスター「だってだって、全国から「日記たのしみにしてます!」とか、そのてのメールも頻繁に届いておりますし、最近アクセス数もかなり上り調子ですし、第一、あれだけ費やした時間と浪費がもったいないですわ」

神父  「ああこれだから。どうして物事を「もったいない」とか「今までの苦労が」とか、そんな損得感情でしか物事を捉えられないのだ。いいか、物事を前進させようとするならば過去の事にとらわれずもっと多角的視野で世の流れを着実に手にとるように把握掌握、環境問題は元より国際労働機関ILOの動き、更にはダウの変動までをも読み取って、それらをふまえた上で慎重かつ大胆に行動を起こしていかねば我々の未来はないのだよシスターよ!」

シスター「意味がさっぱりわかりませんわ」

神父  「あたりまえだワシにもさっぱりわからん!」

シスター「・・・・」

神父  「ええい!とにかく、最近のメールでは「礼拝堂の更新はまだですか?」とか「シスターの出番を増やしてください」といった内容のものが圧倒的に多いのだ!」

シスター「・・まあ。でもそれならば、別に日記を書き続けて、礼拝堂も月イチくらいで更新されればいいんじゃありませんの?ほら、トップページの「礼拝堂」にマウスカーソルを合わせると「ワンス・ア・マンス・パーハップス」って、ピョコっとでてくるじゃありませんか。あれは神父様がお決めになったのでしょ?」

神父  「ああ、あれか」

シスター「はい」

神父  「あれはウソじゃ」

シスター「まあ、そんな簡単んに「嘘」の一言ですますなんて、子供じゃあるまいし」

神父  「キィィーーー!ええいええいええい!言っておくが、ワシはこの忙しくてすばらしいラジライクフルな生活を営むだけで精一杯の超多忙な体なのだぞ!だいたいおぬしこのサイトの目的を・・・・」

シスター「・・目的を?」

神父  「いや、なんでもない。発言撤回。とにかくとにかく日記もこの礼拝堂も比較的内容がかぶってしまうものを、同時進行する神業なんてのはもしかしたらワシには可能、というか確実に可能であるのだが、残念な事にワシにはそこまでの時間がない!というよりは、そんな時間があるくらいならワシは1分1秒でも多くワシの血と汗のしみこんだEX1ムゥワァァーーーーーズを握っていたいのじゃ!いいや握らねばならないのだ!ええいええいええい!」

シスター「・・なんだか言い訳がましいですわね神父様」

神父  「言い訳とはなんだ言い訳とは。失敬な」

シスター「わたくしはてっきり、毎日の日記に飽きたのかと思いましたわ」

神父  「そりゃあんた、それもそうじゃ・・・いやいや、いやいやいやいやいやいやいや、なんでもない」

シスター「・・・・・・」

神父  「と、とにかく、礼拝堂1本に絞ったからには、かなりの更新頻度を約束する!ってゆーか、毎日更新!ウヒョ!」

シスター「またそんなできもしない約束を軽々と・・」

神父  「・・で、でも、最低3日に1日は更新約束!やるぞやるぞやるぞ!」

シスター「はいはい」

 

 

神父  「さあて、ラジコンラジコン」

シスター「神父様!」

 

 


 

  幻の3番グリッド (No.00024) 2001/9/25

 

 

神父  「聞け聞け聞け聞け聞くのだシスターよ!!いいや今こそ聞いてくれ!今聞かねばいつ聞くってんだええい!ええい!ええい!」

シスター「い、いきなりとばしすぎです神父様」

神父  「ワシは基本的に言い訳はあまり好きではない、ってゆーか実は結構言い訳しているかもしれないが常々なるべくしないように心がけているのは紛れもない事実である!」

シスター「つまり言い訳したいのですね神父様」

神父  「あまり良い響きではないがその通り!」

シスター「ですから威張らないで下さい」

神父  「いいやこのワシの悔しさと雪辱と寂しさと苦しみをこの場を借りて世界に発信!」

シスター「(悲しすぎます神父様)」

神父  「ん?なんか言ったかの?」

シスター「い、いいえ、もう終わってしまった事ですからそんな言い訳しなくてもいいんじゃありませんの?だって結果はBメインでしょ?充分胸を晴れる成績ですわ」

神父  「もちろんそりゃそうじゃし、今回の成績ももちろんワシの力だけでは到底なしえなかったすばらしい成績なのじゃが・・・」

シスター「やはりあの事件ですか」

神父  「はい。悔やんでも悔やみきれない、今もワシの心を締め付けて自分でも平静でいれるのが不思議なくらい悔しい事件」

シスター「まあ」

神父  「ちょっと話は変わるが、基本的にワシはこのサイトを作る上で「レースレポート」なるものは書かないのを心情としておるのじゃが」

シスター「まあ、なぜですの?」

神父  「だって知らない人のレポート見ても面白くないぢゃん」

シスター「またそんなずけずけと問題発言を」

神父  「いいか!言っておくがレポートとは自分の事を知っている人間、もしくは自分の成績を気にかけてくれる人間に対して始めて面白いのであって、そんな全然顔も見たこともない、ましてや話した事もない人間のレポートをいきなり読んでお前は面白いのか?ワシならちーとも面白くないぞ!どうなんだ?え?え?」

シスター「苦情のメール5通は確定ですね神父様。しかもその感じ方は人それぞれだと思いますので、やはり断言はなさらない方がよろしいかと」

神父  「ええい!この教会は身の回りの知人だけで固められたローカルサイトではなくあくまでも世界にはばたくワールドワイドウエブを目指しておるのじゃから、もしワシの様な人間がいてたまたま訪れた子羊がたった一回の訪問で去ってしまわぬ様最新の注意をはらっておるのじゃ!」

シスター「・・はあ」

神父  「しかし!今回ばかりは悪いがちょっとレポートなるものを書かせてもらう!」

シスター「会話のつじつまが全く合いません」

神父  「まあただのレポートだとやはりこのワシのスペシャルで柔軟な文語表現能力をもってしてもつまらん事が予想されるので、ちーとおぬしも付き合え」

シスター「はいはい」

 

 

神父  「まずは初日、コントロールプラクティスと予選1回目ぢゃな」

シスター「コントロールプラクティスってなんですの?」

神父  「説明が面倒だから教えない」

シスター「(ギロッ)」

神父  「と、とにかく、予選ぢゃないんだが、予選みたいなもんだな。これ次第で成績の良し悪しも決まってくると言っても過言ではない。まあ面倒だから組み合わせ予選とでも覚えてくれ」

シスター「・・・・」

神父  「なーんとワシはまずコントロールプラクティスで9位!」

シスター「はあ」

神父  「なんだ気の無い返事じゃな。もっとほめろ。ほれ、ほめんか」

シスター「だって神父様がちゃんと教えてくれないものですから、その重みが伝わってきませんの」

神父  「ええい!おぬしはとにかくワシをほめてりゃいいんじゃ!」

シスター「・・・・・」

神父  「と、とにかくこのコントロールで8位にきたということは、まあある程度の上位は約束されたと言っても過言ではないというくらいとてもすばらしいことなのじゃ!」

シスター「キャァァーーー!!ステキーーー!!」

神父  「・・・・・」

シスター「・・・・・」

神父  「いや、でもこの日は人間も車も超絶好調!なんにも考えずに「ぽえぽえ」と走っただけで2コケして8番じゃからのう」

シスター「2コケしてホントに絶好調だったのですか?」

神父  「まあ細かい事は言うでない。結果オーライぢゃ」

シスター「はいはい」

神父  「そして迎えた予選1ラウンド!」

シスター「はい」

神父  「なーんと暫定9番手!やばくない?やばくない?しかも1コケ付き」

シスター「・・まあ、たしかに全日本ですし、そこらの地方レースとはちがいますからたいしたものですわね」

神父  「だろ?だろ?だろ?ワシなんて地方の予選会すら通過できるだろうかどうだろうか、みたいな存在だったからさ、まーるであんた夢のよう!正直なにがおこっているかわからんかったな。うまれて始めてほっぺたつねったし」

シスター「はあ」

神父  「しかしまあ、そのタイムのままではおそらくEメインくらいまでは下がってしまうだろうと予想しておったからな。でもまあなんにせよ気分はよかった」

シスター「ちなみにそのままのタイムだったら、何番くらいだったのですか」

神父  「う〜む。恐ろしい事に5〜60番手じゃったな」

シスター「まあ、そんなに・・」

神父  「いやいや、本当に全日本って恐ろしい」

シスター「本当ですわ」

神父  「そして第2ラウンド!」

シスター「ええ!どうでしたの?」

神父  「最悪。ゲロゲロゲロゲロリーナのマキマキマキマキマッキーナ」

シスター「ど、どうしてそんな事に」

神父  「理由は簡単!」

シスター「は、はい」

神父  「もったいお化けがでたのぢゃ!!」

シスター「・・・・・」

神父  「・・・・・」

シスター「・・あ、あの」

神父  「いやいや勿論冗談ぢゃがな」

シスター「当然です」

神父  「実は第2ラウンドは強い日差しにより路面温度が上昇!その路面に新品タイヤが全く相性が悪い事を事前に知っておきながらも新品を投入してしまったのぢゃ!」

シスター「・・はあ」

神父  「ハハ!じゃあなんでと言いたいのぢゃろう!わかっとるわかっとる!でもワシゃ1ぺんでいいからアレをやってみたかったのぢゃ!」

シスター「・・あ、アレとは?」

神父  「エヘン!オホン!そりゃあんた、新品タイヤを投入するのにやってみたい「アレ」と言ったら「アレ」しかないでしょう!」

シスター「・・さっぱりわかりません」

神父  「そりゃあんた、「1パックしか使っていないタイヤの中のマッチドしてあるインナーが欲しいが為に、合計3千円以上もするタイヤ1セット(田舎なので安くならない)をハサミで裂いてしまう超エキスパートのみ行うあまりにももったいなさすぎるブルジョワでエスプリットでハイソサエティーでゴージャスで贅沢極まりない技」を、勢いに任せて「今、今日ここでやらなければ一生出来ない!!」と思い、暫定9番手の勢いに任せてやったのぢゃ!!ってゆーか、やってみたかった。どーしても。ナイトライダー殿に裂いたタイヤと共に記念写真もとってもらった」

シスター「・・あ、あえて何も申しません」

神父  「で、その時のタイムは・・忘れてしもたが確か17位かなんかそんなもんだったな」

シスター「そして次は運命の第3ラウンドですわね」

神父  「イエス。思い出すと今でも泣きそうだ。悔しくて倒れそうだ。ヒートが終わった時、恥ずかしい話ワシは本当に泣いてしまった。ポロポロでてきたぞ」

シスター「・・まあ。よほど悔しかったんですね」

神父  「そりゃあんた、人生でTOP10に確実に入る悔しさぢゃったな。しばらく目の前が真っ暗になったぞ」

シスター「どうぞ聞かせてくださいまし」

神父  「イエス。3ラウンドが始まって、あまりにも車が走る為ワシは完全に手ごたえを感じてた。その2週目じゃ。外周を回って、インフィールドへ入った瞬間」

シスター「ええ」

神父  「これは大げさじゃなく、本当にわけの解からぬまま車が転げていた。一瞬の出来事。車が転がって腹を見せて止まった時に、「ああ、車と接触したんだな」と理解した」

シスター「・・まあ」

神父  「後で聞いたら間近でマーシャルをしていた仲間は「転んだ前走者が、後続を確認しないで立ち上がった。パトリオットミサイルだった。広坂でもよけれなかったよ」と言っとった。まあ、その人も当然わざとぢゃないし、まあ運が悪かったんじゃな。これもレースじゃ・・・」

シスター「・・・・」

神父  「でもワシは諦めなかった。諦めたくなかった。今からロスを取り戻してやると全力で走ったぞ。走らせてる時はロスを取り戻せると信じていた。とにかく今までのレースの中で間違いなく一番真剣に走った」

シスター「・・ちょ、ちょっとシリアスすぎますので、もう少しライトにいきましょうライトに」

神父  「お、お、すまんすまん。ついつい熱くなってしまった。なんせ昨日の今日じゃからな。話していて今もたおれそうじゃ」

シスター「・・ま、まあまあ」

神父  「Aメインまであと1秒足りなかった。あとで張り出してあるラップを見たらワシの転んだロスは6秒。その転んだラップを除き、全てがアベレージラップより上。レースに「もし」はないが、「もし」そのロスがなければ予選3番グリッド。いや、上手くいけば2番グリッドだったかもしれない」

シスター「・・・・・」

神父  「・・まさに幻の全日本3番グリッドとなったわけじゃ」

シスター「・・・・・」

 

神父  「どうどう?やばいっしょ?悔しいハズでしょ?これがあんた、めいっぱい力を出し切ったBメインなら異常に納得超興奮大満足のの13番手ぢゃが、はっきりいって・・・」

シスター「はっきり言って?」

 

 

 

 

 

 

 

 

神父  「ぐ〜や〜じ〜ぃ〜!!!」

 

シスター「ま、まあまあ落ち着いて神父様!」

神父  「イヤダイヤダイヤダ!!悔しい悔しい悔しい!!死ぬぞ死ぬぞ死ぬぞ!!殺せ殺せ殺せ!!」

シスター「ちょっと!神父様ったら!」

神父  「ウキィーーー!!!死ぬほど練習してやる!!過労で倒れるほど練習してやる!!毎日毎日負けるもんか負けるもんか負けるもんか!!この悔しさはずぅえったい来年晴らす!!キィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

シスター「・・ですからもう泣かないでください」

神父  「イヤダ。わしゃしばらく言い続けるぞ。この悔しさは今後のワシのバネになるはずぢゃ!!」

シスター「ええ、その意気ですわ!自分に負けないで下さいね!」

神父  「エーン、エーン、エーン」

シスター「・・・・・」

 

 

神父  「今回悔しい思いはしましたが、全日本Bメインというすばらしい成績と、すばらしいチームワーク、すばらしい仲間との思い出を作る事ができた!。サイコーに楽しかった!」

シスター「神父様は本当に幸せ者ですわね!」

神父  「当然ぢゃ!ラジコンはワシの生きがいぢゃからのう!」

シスター「わたくしから神父様に成り代わり、お世話になった皆様に御礼申し上げます。本当に有難うございました」

 

神父  「(チクショーチクショーチクショー)」

シスター「いいかげんにしてください!」

 

 


 

 

  裏切りのチャレンジ1 (No.00023) 2001/8/16

 

 

神父  「勝っちゃったな」

シスター「勝っちゃいましたね」

神父  「まさかあの状況で本当に優勝しちゃうとはな」

シスター「ええ。まさかわたくしも本当に「出場」しちゃうとは思いませんでしたわ。当日の朝も「見に行くだけ」とおっしゃってた割には随分と早く出かけるから、おかしいなーとは思ったんですの」

神父  「い、いやいや、ぢゃからそれはぢゃな!・・・おぬし最近なんだか言葉の節々にトゲがあるのう」

シスター「事実を言っているだけです。たまたま早く目覚めたからと言いたいのでしょう?」

神父  「そのとおり!よく分ってるではないか」

シスター「何度も聞いてますから。それにしてもただ見に行くだけにしてはいくらなんでも早すぎじゃありませんこと?普通なら応援に行く人が出場する人と変わらない時間に行くなんて考えられません」

神父  「はっはっは。甘いなシスターよ。それはあくまでも「普通」の場合じゃろ?今更いうまでもないがワシは普通ではない。ワシは目が覚めてから眠りにつくまで常にラジコンの事を考えてやまないラジキチぢゃから、たとえ自分が出れないレースであっても時間のあるかぎりはその場のラジライクフルな雰囲気を一刻も早く味わいたいと思うのが当然ぢゃろう基本ぢゃろう習わしぢゃろう!」

シスター「・・・いばることではありません」

神父  「いいやワシは威張りたい!」

シスター「それにしてもいきなり行って車借りて優勝なんて、ちょっとできすぎじゃありませんこと?」

神父  「確かに出来すぎじゃな」

シスター「実は前日なんかに打ち合わせしておいて、セットなんかもカリカリに煮詰めておいて、あたかも偶然に車が余っていた様にみせかける段取りを組んでおいたとか?」

神父  「うわー、うわー、ヤラシー。おぬしやっぱり最近性格やらしいぞ。大体ワシにそんな時間あったと思うか?」

シスター「・・・充分あったでしょう」

神父  「・・・充分あったな」

シスター「で、ではやはり?」

神父  「ええい!そんなわけがあるはずなかろう!だいたいそんな事していったいワシに何の得があるというんじゃ!普通に出れるなら普通に出とるわい!しかもワシが本当に出るとなったらあんな超遅い時間に家を出ると思うか?ワシゃ本当にでるとなったら少なくともあの時間の3時間前にはとっくに出発し、ワシのお得意の「超光速レジャーテーブル組み立てbyギネス申請考慮中」の技をもって誰よりも早くピットをかまえ、レーススタートの2時間前には全ての準備を整えてまったりと精神統一を図っているのは明白ぢゃろう!どうじゃどうじゃ!どうなんじゃ!キィィーー!!」

シスター「わ、わかりましたわ。と、とにかくおちついてくださいまし」

神父  「ええい!ええい!ええい!一体誰のせいじゃと思ってるんじゃぁーー!大体大体大体おぬしがおぬしがおぬしがぢゃな・・」

シスター「い、いやいや、わたくしはそんなつもりじゃなくて、ほら、神父様が出場しないと告知したにもかかわらず、嬉しそうに「優勝しちゃった」とか言うもんだから、一部では裏切りの行為だというウワサが・・・」

神父  「なぬ?裏切りぢゃと!・・・ムムムム!なんだとなんだと!この超ワシ様に対してそんな事いうやつあ、一体どこのどいつじゃ!言うてみろ、ホレいうてみろ!ホレ言わぬか!」

シスター「・・・・・・・・・・」

神父  「なんじゃ!言えないのか!言え言え言え言え言え!とっちめてやる!」

シスター「・・・だ、大本営参謀様かと・・」

神父  「!!!!!!!!」

シスター「・・・・・・・・」

神父  「・・・ハハハハ、なんだ、それ、ホレ、なんだ、そのー、なんだ、・・・」

シスター「あら?とっちめるんじゃないんですの?ほら、早くとっちめてくださいまし」

神父  「ハハ・・、いやいやいやいや、そのーー、世の中には摂理というか、じょ、上下関係というか、身の程というか、立場というか、世論というか、人生というか、生きざまというか、モラルというか、道徳というか、歴史というか、環境というか・・・・」

シスター「あら、神父様がとっちめられないなら私が行ってとっちめてきますわ」

神父  「イヤーー!ヤメテーー!お願いだから止めてください!」

シスター「いいえ、ここはひとつわたくしがが神父様になりかわって大本営参・・・」

神父  「キャァァァァァーーーーーーーーーーーーーーー!!」

シスター「・・・・・・・・・・」

神父  「・・・・・・・・・・」

シスター「もう、本当に口ばっかりなんですから」

神父  「・・・ハイ。ゴメンナサイ」

 

シスター「晴れの日は更新できなかったんじゃありませんの?」

神父  「今は仕事中ですので」

シスター「・・・・・・・・・・・・」

 

 


 

  祝!全日本予選通過御礼答弁(No.00021) 2001/8/5

  祝!サンヨータミヤグランプリ予選会通過記念答弁(No.00022) 2001/8/5

 

 

神父  「皆様、大変長らくお待たせしました。いやぁ、長かったのうシスターよ」

シスター「ハーイ皆様!遂にわたくしの出番ですわね!ってちょっと!」

神父  「ムムムなんだいきなり!怖いぞ怖いぞ!お、おぬしちょとキャラクターが変わったのではないか?」

シスター「何をおっしゃってるのですか!この上はなんですか上は!」

神父  「はて?このテキストだらけの世界に上とか下とか奥とか手前なんていう概念が存在するとは思えんが」

シスター「(ギロッ!)」

神父  「うっ・・。ハハ・・じょ、冗談ではないかシスターよ。・・あ、相変わらずですなその眼光は」

シスター「上のタイトルの2段重ねは一体なんだとわたくしは言ってるのです!しかも一回の更新でなんでナンバーを2回消費するのですか!明らかにおかしいですわ!・・まったく。久しぶりに出番かと思ったらこんな手抜きするなんて」

神父  「い、いやいや、それは違うぞシスターよ」

シスター「あらあら?またまたお得意の言い訳がはじまるのですか?」

神父  「ち、ちがうって。なんだなんだ、ひさしぶりだというのに随分手厳しいのう」

シスター「当然の事を言ってるまでです。さあ、理由をどうぞ」

神父  「・・いやいや、なんだ、ホレ、そのー、なんだ、そうだ。そう、ワシは記憶と感動の新しい内にぢゃな、一気に・・こう、なんだ・・その・・ワシのハートフルな心の内をぢゃな、なんというか、この短期間に起きた空白の時間を一気に伝える為にはぢゃな、その・・、ワシの魂のメモラライズをビューティフルに表現するためにはぢゃな・・・なんだ、その・・・・」

シスター「・・随分苦しいですわね神父様。しかも全く意味がわかりません」

神父  「・・い、いやいや、だ、だから」

シスター「しかも今の文節からとても2回をまとめた理由が出てくるとは、皆目思えませんが」

神父  「・・そ、それはぢゃな」

シスター「謝るなら今のうちでしょう」

神父  「・・し、しかしぢゃな」

シスター「最後のチャンスですが」

神父  「ゴメンナサイ」

シスター「ハァ・・」

神父  「・・あ、あのう、お取り込みの所大変申し訳ないんですが、そ、そろそろ御礼答弁を始めたいのですが・・・」

シスター「まあ!一体誰のせいだとお思いですの!」

神父  「あ、あわあわ、ワシのせいでございます」

シスター「まったく・・・・・」

神父  「・・・・・・・」

シスター「まあしかし今回は神父様、努力の甲斐あって、すばらしいご活躍でしたわね」

神父  「いやいや、そんなすばらしいなんていわれると照れるではないか」

シスター「すばらしいはちょっと大げさかもしれませんが、本当に大躍進だったのはまちがいありませんね」

神父  「む、一言多いがまあかなりの大番狂わせというか、なんか一気に壁を二つ乗り越えたというか、勿論ワシ自信の技術レベルが向上したとは思っとらんが、何らかの形によって運を呼び寄せる事が出来たのは間違いないようじゃな」

シスター「あらあら、ご謙遜を」

神父  「な、何を言っとる。今回はたまたま全ての事がうまく運んだだけで、ワシの実力とはちーとも思っとらんぞ!マジで」

シスター「あらあらそうかしら?」

神父  「ウキィーー!!イヤラシイイヤラシイ!ホントだってば!ワシはワシは今回本当に近道をしたとは思うがし確かに努力による努力が今回の結果を生んだと言ってもいえなくもないのだが、しかしながらワシ自分一人の力では10番手どころか20番手に入る事も難しかったと思うぞ」

シスター「まあ」

神父  「イエス。しかし今回は本当に自分でもびっくりの信じられない結果となった。「事がうまく運ぶ」とはこのことをいうんだなきっと」

シスター「ふうん。ではその今回の「事」とは一体どのような事なのかをわたくしにおしえてくださいまし」

神父  「お?そ、それを聞いてしまうか!そんな重要な事をきいてしまうのか?いいのだないいのだな?ん?ん?」

シスター「え?な、何をそんな突然ムキになるくらい重要な事なのですか」

神父  「当然ぢゃ!ってゆーか至極当然の事ばかりなのだが人によっては「そこまでして・・」なーんて思う人もいるかもしれないと思ってな」

シスター「・・いいですわ。お聞かせくださいまし」

神父  「よし。まず1つ目だが・・」

 

・とにかく上手くて頼れる人物を見つけ、全面的に信頼する。そして徹底的にマネをする。

 

シスター「まあ!」

神父  「ん?ちょっとわざとらしいぞ」

シスター「あら、そうでしたか」

神父  「まあよい。とにかくワシは少しでも近道をするためにまずワシを導いてくれる人をさがしたのじゃがそれが日記にもよく出てくる上層部。まあ一口にマネをするというのは簡単にいえるが、実際にはなかなか難しい事で、しかも例えばその信頼できる人物が調子悪ければ勿論こちらも一蓮托生という事になるのだがそんな時に全く後悔せず、むしろ、「嗚呼、一緒に遅くてなんて幸せ♪」と思えるくらい完全に信頼しなければやはりその人物にも大変失礼な為、その辺は人として当然考えなければいけない要素と言える事ができるし、まずこの点においてワシの選択というかその人を選んだ事が大正解!」

シスター「は、はあ」

神父  「次には・・」

 

・超徹底的な走りこみと限界を超える練習量

 

シスター「・・・・・・・・」

神父  「これはいわずと知れたワシの十八番(おはこ)であるが、今回に限り、走りこみの質が違ったのだ!。どう違ったかと言えば、基本的に車を上層部にお任せなのだ。だから自分であーだこーだ考えている暇があるのならとにかくそのコースを徹底的に走りこむという方法がとれたのぢゃ!勿論練習に行くのがいやな日もあったが当然時間の限り通いまくったのだ!おかげで本番では実力以上の走りが出来たと思う」

シスター「・・休日の方が平日よりも、朝早く出て行って夜遅く帰ってきましたものね。しかも毎週確実に」

神父  「・・う、うむ。・・そ、そなたの協力もあっての事だな。ハハ・・。か、感謝しておるぞシスターよ!」

シスター「どうだか」

神父  「と、とにかく最後には

 

・まさに運

 

シスター「・・はあ」

神父  「・・まあこればかりはまさに神頼みだな。本当に運というのは現実としてあるからのう。まあ今回に限っては本当に「運」が良かった。ツイてたな。」

シスター「なんだか当日の朝のスポーツ新聞でみた占いが最高だったとか?」

神父  「そーなんだよシスター君。しかし、今思い返してもあの時は気持ちよかったなぁ。本当に至福のひとときだった」

シスター「本当におめでとうございます神父様。じゃあその調子で、本戦も頑張って下さいね!」

神父  「んん?てーことはなにか、公認で練習へ行かせてくれると・・・」

シスター「公認しようがしまいが結局行くんだから関係ないでしょ?」

神父  「・・いやあ、・・ハハ」

 

神父  「とにかく、本当に皆様のお力添えのおかげにより、今回晴れて全日本の本戦出場という1つの目標が達成された事については、本当に心より御礼申し上げる次第でございます」

シスター「わたくしからもお礼申し上げます」

二人  (ぺこり)

 

神父  「で、ではワシはこの辺で・・・」

シスター「・・お待ちください神父様」

神父  「(ギクゥ!)」

シスター「お田宮レースはどうなさるおつもりですの?」

神父  「も、ももももも勿論忘れてなんかないぞ!い、いいいい今からしようと思ってたんじゃ!」

シスター「・・・・・・・・・・」

神父  「いやあ、今回のタミヤは楽しかった!朝見にいっただけなのに、なんとなしに車を借りてエントリーしたら優勝しちゃったんだもんなーーー!!イエイイエイ!あー、本当に運が良かった!世界戦が楽しみだ!」

シスター「・・・・・・・・・・」

神父  「・・あ、そ、そう、シスターも一緒に行くじゃろ静岡!ってーゆーかいきませんか?ってゆーか行ってくれませんか?ってゆーかいきませう」

シスター「・・・・・・・・・・」

神父  「そ、そうだ、車を貸してくれたオレンジ君ありがとう!サポートしてくれたエンスー殿もありがとう!応援してくれたみんなありがとう!ついでにシスターもありがと・・」

シスター「・・・・・・・・・・」

神父  「そ、そうだ静岡行ったら日本平があるねぇ。あとあと、富士山も見れるぢゃん!あとあと清水エスパルスだって見れちゃうし、もしかしたらさ、さくらももこに合えるかも?」

シスター「・・・発想が狭すぎです」

神父  「・・・や、やっぱり?」

 

神父  「いや!言いたいことは解かってる!し、しかし、ワシだって・・たのむーー!!」

シスター「・・う〜ん、やっぱり許せませんね。今後何らかの形で責任とっていただきますわ」

神父  「・・トホホ」