2005 世界一決定戦
2005/10/30 (sun)



10月30日、日本海間瀬サーキットの世界一決定戦へ行ってきました
この日も(!)デジカメを忘れてしまい・・・(スミマセン)当日の写真はありませんがレポートと結果だけでも載せたいと思います。

このイベントは日本海間瀬サーキットで10年間続いているイベントで、間瀬でサンデーレースをしている人は誰しもが目標にする最高峰の草レースです。
最初に開催されたのは1994年で、その時は『オプション2杯AE86世界一決定戦』という冠でAE86だけだったのですが
その後クラスが増え、今ではAE86、FF、シルビア&180SX、RE、4WDと合計5クラスあります。

間瀬サーキットにはもうひとつ、日本一決定戦というレースがあります。
これはナンバー付き(車検があること)というのが条件で、この世界一決定戦はなんでもありです。
のため、各クラスエントリー台数のほぼ全台がカリカリのチューニングカーです。
4,5年まではそんな車が40、50台とか集まっていてかなりアツいレースでした。

しかしここ数年はエントリー台数が激減し、去年は中止になってしまいました・・・

しかし今年こそは開催が決定され、レビンのオーナー、AKIRA高橋もスイッチオン!
前日からセッティングを兼ねて練習走行に行き、新潟に泊まり本番を迎えました。

前日の練習走行の時間はあいにくの雨
しかしドライバーの目慣らしと車のセッティングを行いました

エンジンも調子良く、ウェットセッティングもほぼ不満の無いところまで詰めれました。
トラブルは何一つ無く、これで翌日の本番を迎えるのみです。


そして翌日30日
とても怪しかった天気もなんとか晴れてくれました
エントリー台数は前日までより若干増えましたがそれでも合計23台
AE86はFFクラスと混走になりました
しかも!決勝が2回!?
クラス分けが少なくてすんだ分、2ヒート制にしたそうです。

10分の予選で1回目決勝のグリッドを決定し、
1回目8周の決勝の着順で2回目決勝のグリッドを決定し、
2回目10周の結果で表彰するとのこと
これで決勝だけでも18周走ることに
ドライバーのAKIRAは沢山走れて嬉しそうですが、メカニックは・・・
ちょっと心配です


さて、天気予報が良くなかったため前日ウェットセッティングのままにしておいたレビンをドライセッティングに戻し予選へ
コースイン直後の1回目のアタックで1分6秒8がでてAE86クラスでは1位へ
FFクラスの雄、SS WORKS CR−Xが3秒台を出し、レビンはクラス2位
3秒台はさすがにムリですが、WORKS道堂さんのターボのレビンがタイムアタックを続けています

3周目もアタックしますが最終コーナーで前がつまり痛恨のタイムロス!

ここで一度ピットへ戻ります
このレビンのベストラップは5秒台のため、ドライバーは納得せず
間瀬のAE86クラスのレコードホルダーもエントリーしているためタイムアップは必須です
クリアな場所を見つけてもう一度コースイン!

・・・・しかし!
1周目でスローダウン!!
ピットインのサインが出ています
『あ〜!!なんか壊れた??』
ダッシュで駆け寄ると
『カンカンカンカン』といい音(汗)がしています
一瞬『メタル打ってる〜』と思いましたがなんか音が違う
車の下を覗いてみるとなんと!!

タコ足が集合部でポッキリ折れてるじゃありませんか
えらいこっちゃ!!

リタイヤか・・・と思った瞬間
『タコ足外せ!』

急いで外すときときと内堀は折れたタコ足を持って猛然とダッシュ!!
間瀬サーキットから一番近いショップさん、FST RACINGさんへ溶接してもらいに行ったのです
この時点で時刻は8時半
決勝1回目スタートは10時10分です

時間は1時間とちょっと
時間までに完成させてグリッドに着かなければいけません
給油等、できる準備をしながら待っていると・・・


ちゃんと9時30分にはタコ足も付いちゃいました
ST RACINGさん、その節は朝早くから面倒をおかけして申し訳ありません
本当にありがとうございましたm(_ _)m



決勝 1回目

と言うわけで思ってたより余裕を持って用意ができ、決勝1回目のグリッドへ
結局グリッドは3番手
作業中にSS WORKSさんよりエントリーのシビックに2番グリッドを取られていました
しかしオイル漏れのため残念ながら不出走、グリッドは

1位 SS WORKS elf CR−X
3位 内堀自動車☆きときとレビン
4位 チームリメインAE86
5位 WORKS道堂レビン





さぁ、1周のローリングの後スタートです。
シグナルがレッドからグリーンへ
全車スタート!

内堀自動車☆きときとレビンは会心とはいかないまでもまぁまぁのスタート
しかしほぼ全台同じようなスタート、団子状態で1コーナーへ
・・・と思った瞬間、トップのSS WORKS CRーXがな〜んとスピ〜ン!!(実況中継風)
タナボタで1位へ

前には1台もいなくなり、後ろを引き離しにかかります
マシンはいたって快調
タイムも1分6秒台後半〜7秒台で安定しています

しかし2位以下は超混戦
ドライバーによると『後ろを確認するたびに2位の車が入れ替わっていて
どれが一番早いのか全然わからなかった』そうです

1回目は8周のレース
2,3周した所では後ろとの差はある程度開き
少し安心していましたが
WORKS道堂さんのレビンが追い上げる
でもって1LAP目にスピン→最後尾のSSさんのCR−Xも怒涛の追い上げを見せる

ピットで見ていても、安心して良い間隔なのか
心配な間隔なのかもわからずそわそわしてしまいます


結果は見事に1回目は1位でゴール!
2回目決勝のポールポジションを獲得!

マシンも不具合なく、安心して2回目を迎えられます

しかしスピンして最後尾まで行ってしまったSS WORKSさんがなんと5秒差の2位まで来ていました・・・
これにはちょっと驚きです


リザルトは
↓↓↓


決勝1回目
天候:晴れ     コース状況:ドライ

順位 車番 クラス エントリー名 型式 車名 周回 所要時間 トップ差 km/h ベストタイム 周回
1 4 AE86 1 AKIRA☆高橋 AE86 内堀自動車☆キトキトレビン 8 00:09:05.165 105.656 1'06.653 2
2 11 FF 1 品野 博之 EF7 SSWORKS elf CR−X 8 00:09:10.647 00:05.482 104.604 1'03.915 8
3 1 AE86 2 道堂 晃 AE86 8 00:09:18.951 00:13.786 103.050 1'07.559 4
4 6 AE86 3 増子 隆広 AE86 チームリメインAE86 8 00:09:19.224 00:14.059 103.000 1'08.078 4
5 14 FF 2 河越 昭利 EG6 ボディーショップフルカワEG6 8 00:09:22.149 00:16.984 102.464 1'08.505 4
6 15 FF 3 イデキン EK9 JUC−Kウィンズレーシング 8 00:09:23.732 00:18.567 102.176 1'08.383 6
7 2 AE86 4 品野 雅人 AE86 SSWORKS AE86 8 00:09:27.506 00:22.341 101.497 1'08.347 8
8 3 AE86 5 セロニアスTAKA AE86 OVER DRIVE06レビン 8 00:09:32.385 00:27.220 100.632 1'08.452 2
9 16 FF 4 小川 裕介 EK9 8 00:09:59.952 00:54.787 96.008 1'11.655 3
10 8 AE86 6 渡邉 英智 AE86 8 00:10:14.903 01:09.738 93.673 1'13.077 3
**********以上完走 **********
11 7 AE86 7 寺沢 光司 AE86 シナノワークス☆放射能R FGK 5 00:06:01.981 3Laps 99.453 1'08.601 5
12 5 AE86 8 伊藤 修 AE86 0 8Laps
13 12 FF 5 石瀬 博之 EG6 SSWORKS EG6 0 8Laps
14 13 FF 6 大和田 健 BB1 内堀自動車・プレリュード 0 8Laps


決勝2回目

さぁ、2回目、本番の始まりです。
1回目1位で終えられたため、ポールポジションです。
しかし2番グリッドに3秒出る車、
3番グリッドに今日は本調子ではないもののターボのコースレコードホルダーがいます

1回目のスタートは成功とは言えなかったため、
2回目もしスタートで前に出られるとマズいことになります

2回目も1周のローリングの後スタート
シグナルグリーン

・・・あぁっ!ストールしてる!!

と思ったらみんなもしてる(笑)
でも1台、ボディーショップフルカワEG6がロケットスタート!!
道堂さんの前に出ます
キトキトレビンは1コーナーまで踏ん張れるか!?

1コーナー、シケインを過ぎた所では2番手をキープ!!
今回はSSさんのスピンもなく(笑)全車無事ソックスへ

そこでの順位は
1位 SS WORKS CR−X
2位 内堀自動車☆キトキトレビン
3位 ボディーショップフルカワEG6
4位 WORKS 道堂 レビン



と続きます


うちとしてはWORKS道堂さんの前に1台入ってくれたことが幸い
ボディーショップフルカワ号もかなり速く、道堂さんも抜くのに手こずっています

今のうちにできる限り引き離したいところ

キトキトレビンは1回目に続き快調
2位との差は1周につき少しずつですが開いていきます

しかし4周目(くらい)についにWORKS道堂号がEG6をパス
3位に浮上します

これは逃げないとマズい!

ピットロードのモニターで各車のラップタイムを見ると
1位の1台のみ3,4秒台(汗
キトキトレビンはほぼ全周6,7秒台
しかしその後の数台も6〜8秒台です

そしてタイム差は約14秒

道堂さんにスイッチが入るか、もしくはうちの車にトラブルが無ければ勝てるか??

このあたりは本当に毎周毎周ドキドキしました

しかし3位以下との差をほぼ保ったままチェッカー!!
総合2位、AE86クラス優勝を飾ることができました!


リザルトは
↓↓↓


決勝2回目 レース結果
天候:晴れ     コース状況:ドライ

順位 車番 クラス エントリー名 型式 車名 周回 所要時間 トップ差 km/h ベストタイム
1 11 FF 1 品野 博之 EF7 SSWORKS elf CR−X 10 00:10:58.771 109.294 1'03.429
2 4 AE86 1 AKIRA☆高橋 AE86 内堀自動車☆キトキトレビン 10 00:11:17.953 00:19.182 106.202 1'06.704
3 3 AE86 5 セロニアスTAKA AE86 OVER DRIVE06レビン 10 00:11:36.511 00:37.740 103.372 1'08.002
4 1 AE86 2 道堂 晃 AE86 10 00:11:36.512 00:37.741 103.372 1'06.806
5 6 AE86 3 増子 隆広 AE86 チームリメインAE86 10 00:11:40.895 00:42.124 102.726 1'08.728
6 2 AE86 4 品野 雅人 AE86 SSWORKS AE86 10 00:11:41.286 00:42.515 102.669 1'08.079
7 16 FF 4 小川 裕介 EK9 9 00:11:01.286 1Lap 97.991 1'09.814
8 8 AE86 6 渡邉 英智 AE86 9 00:11:19.885 1Lap 95.310 1'12.498
**********以上完走 **********
9 14 FF 2 河越 昭利 EG6 ボディーショップフルカワEG6 6 00:09:32.385 4Laps 102.418 1'07.914
10 15 FF 3 イデキン EK9 JUC−Kウィンズレーシング 1 00:09:59.952 9Laps 91.555 1'18.641
11 7 AE86 7 寺沢 光司 AE86 シナノワークス☆放射能R FGK 1 00:10:14.903 9Laps 88.603 1'21.261
12 5 AE86 8 伊藤 修 AE86 0 10Laps
13 12 FF 5 石瀬 博之 EG6 SSWORKS EG6 0 10Laps
14 13 FF 6 大和田 健 BB1 内堀自動車・プレリュード 0 10Laps
AE86世界一!!
内堀自動車☆キトキトレビン&AKIRA☆高橋







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記入者 管理人お〜ば