能登マニア。

能登のあれこれ紹介します。

第1回目の能登マニアは、名舟大祭

   概要:毎年7月31日から8月1日にかけて輪島市名舟地区で行われる。
       御陣乗太鼓で有名な名舟の夏祭。
       午後9時頃、キリコ5本が行進を始め、10時頃に奥津姫神社に
       到着する。10時40分頃に神輿の海上渡御と同時に御陣乗太鼓
       の奉納打ちが行われる。


   御陣乗太鼓の由来

天正4年(西暦1566年)越後の上杉謙信は、七尾城を攻略して「霜は軍営に満ちて 秋気清し 越山を併せたり 能州の景」と詠じ、その余勢をかって奥能登平定に駒を進めた。
 現在の珠洲市三崎町に上陸した上杉勢は、各地を平定し天正5年、破竹の勢いで名舟村へ押し寄せてきた。武器らしいものがない村の人達は、鍬や鎌で打ち向かったがさんざんな負け戦であった。そのような時、村の古老の指図に従い、樹の皮をもって仮面を作り、海草を頭髪とし、太鼓を打ちならしつつ、上杉勢に逆襲し、戦いを勝利に導いたという。面をつけることによって、「御陣乗り」と称して今日まで伝えられている。
 この戦勝は舳倉島の奥津姫神社の御神威によるものとし、毎年奥津姫神社の大祭(名舟大祭・7月31日夜から8月1日)に仮面を被り、太鼓を打ち鳴らしながら、御輿渡御の先駆をつとめ、氏神への感謝を捧げる習わしとなって現在に至っている。
 始めはゆっくり、次にやや早く、最後はもっと早く、即ち序・破・急の三段で打ち切り、各自が自由な形で見えを切り、面に応じ、個性を生かした芸を入れるのが御陣乗太鼓見どころであり、聞きどころである。

御陣乗太鼓保存会 パンフレットより


   

       

 キリコです。輪島市内の大祭で見られるキリコと違い、
漆塗りではありませんが趣があり個人的に気に入って
います。また、最近では電気を使い明かりを入れていま
すが、ここ名舟のキリコはロウソクの明かりでこれもまた
趣があります。









 神輿の海上渡御です。
 舟に神輿を載せ行います。













 子供御陣乗太鼓です。
 名舟地区に住む小学生たちが出演します。














 すごい迫力です。
 輪島市内の至る所で見れますが、名舟大祭の時が
一番気合が入っていると思います。 











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