還暦つれづれ草

寝坊する・古寺巡礼


寝坊する

今日はカミさんと敦賀の雪の野坂岳へ登る予定だったが、寝ぼけて目覚ましが鳴ったのに起きず終いだ
つたのだ。カミさんは日野山にも鬼ヶ岳にも登っていないので何処でもいいのだが、どうも気が進まない。
前回からだいぶ日が経って、何だかめんどくさくなっている。第一、朝早く起きようというのに、午前1時ま
でテレビを見ていること自体が、明日は行かなくてもどうでもいいと思っている証拠なのだ。「チャングムの
誓い」の解説員みたいなカミさんは、それに関する番組は見逃さないのである。

そんな訳で運動不足解消のため、カミさんと「福井健康の森」の遊歩道を歩くことになった。先日ちょっと
スノーシューで歩いてみたが、今日は雪も少しは減っただろうと長靴で歩くことにした。これがなかなか大
変で、カンジキを付ければ良かったみたいだ。雪の上を2時間半近く歩いたので良い運動にはなったので
あるが、でも、今日はやはり野坂岳に登ればよかったような気がする。


足跡のない処を歩くのは気持の良いものです

古寺巡礼

ここ何日か前から、思うところあって古寺巡礼に関するWebサイトや書籍にどんなものがあるか調べて
みたが、無数と云っていい程に沢山ある。こう沢山あるとどれを見ればいいのか判らない。しかし、これは
まず読まなければと云う本は、和辻哲郎著「古寺巡礼」のようだ。そこで早速本屋に行って購入して来た。
大正8年に初版が出て以来どのくらいの人々に読まれてきたのだろうか。
図書館に行って巡礼に関係する本を2冊ばかり借りてきたし、本屋でも別の本を何ページか立ち読みさせ
て貰った。 想い出してみると私も今までに幾つものお寺を巡っている。 でも、ただ見て廻っただけで特別
深い思い入れがあった訳でもない。第一、仏教を信じている訳でもないし、何しろ家には仏壇も神棚もない。
仏像についてなにがしかの知識があるわけでも無いのである。
私は、静かなお寺の佇まい、石や苔蒸した庭、石仏、それらから醸し出される雰囲気が好きなのだ。しかし
これからは、お寺を訪れたらもう少し詳しくそのお寺について知っても悪くはないなと思う。少なくともお寺で
出している説明書を隅から隅まで読むくらいのことはして、印象や感想などをまとめて記録しておくのもよい
のではないかと思ったりしている。そのうちにぽつぽつと福井県内の古寺巡りが始まるかも知れません。

('05年2月6日)

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