還暦つれづれ草
偏頭痛の頭で山歩きを考える
私は滅多に頭が痛くなったりはしないのだが、昨日から頭の左側がズキンズキンとしたり、顔の左側
も場所により触るとゾクッとするし、顔の半分が熱っぽい感じだ。それで昨日は我が家の常備薬である
葛根湯製剤を飲んで寝たのである。そんなわけで今日の山歩きも止めにした。
一昨日広野ダムなどへドライブしてみたが、今庄の方はまだ積雪が多く、林道は空いてないし道路に
車を置くのも難しい様子だったので、私の登れる山は限られてくるから無理して行くこともないと思った
のだが、山を歩くとスカッと治る様な気もしているのだ。
広野ダムに突き当たった処 背丈以上の雪で堰堤の方へは行けません 2月7日
お陰で効率よく本が読める。登山に関する本を読んでいたら、独りでの登山は危険倍増で、独りで歩く
のが良いという考え方は理解に苦しむと云う様なことが書いてある。仲間がいないからなどと独りで登
るというのは無謀だとも云っている。この意見は、ちょっと現在の状況には合っていない様な気がする。
勿論、体力も同じ位で歩くスピードも同じ、気も合う仲間が居れば一緒に歩くかも知れないが、現実には
その様なことは大変難しく、だから山では沢山の単独行の方々に出会うのです。最近は女性の方でも
独りで登る方も多いですし、雪山でも見かけます。私の町内にも何人かの山歩きを趣味にされている方
がいらっしゃいますが、皆さん独り歩きです。独り歩きはいまや多数派のような気がします。
私も独り歩きが多いですが、私を含めてこれら独り歩きの方が無謀だとは思いにくいし、それに独りで
歩くことは理解に苦しむ不思議なことだとも思えないのです。
私の経験では、山歩きは自分のペースが守られることが一番重要で、自分のペースで歩ければ5時間
6時間と歩けても、早いペースで歩いたら、ものの30分も持たない。まるで苦しみに行くようなものにな
ってしまう。 これでは山の会などの山行などに参加することは難しい。 他の参加者にとって迷惑になる
からです。自分の身体の状況は自分が一番よく判る訳で、それで団体のときも自分のペースで歩けば、
いつも一番最後を離れて歩くことになってしまいます。 困ったことに急ぐ必要もないのに急ぐ方もいます
から。
私のペースに文句も言わずに合わせてくれるのは、カミさんくらいしかいないのである。いままでに自分
のペースでゆっくりと緊張感をもって歩くことで、私は県内や近隣の沢山の小さな山を歩くことが出来た。
道標の全く無い道のあやふやな薮山などは、歩いた後の充実感は、また違ったものがあるのです。
('05年2月9日)
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