還暦つれづれ草


インターネットTV電話


北陸は何かと不便を感じる。二人の子供が東京近辺に住んでいるとおいそれと簡単には
会いに行けない。時間が掛かるしお金が掛かるのだ。可愛い孫が出来ると尚更そう感じ
るのである。

息子のところにはカメラの様な物が無かったみたいなので、孫が生まれた時に私の調子
の悪いデジカメを送ったのだ。 初期のデジカメは発色も悪く、電池の消費量ときたら恐る
べきものだった。それでメールに画像を添付して送って来たのだが、それもなかなかパッ
としなかったのである。

孫も動き出すと静止画像では面白くないので、かみさんのゴルフのフォームなどを撮影し
ていたデジタルカメラを送った。 それで孫を撮影して普通のビデオテープにダビングして
こちらへ送って貰っていたのである。 だがこれもなかなか面倒なことである。

そこで次なる手段は、インターネットでリアルタイムに画像をやりとりしようと言うことにな
ったのである。カメラとヘッドセットとソフト一式で8000円というのがあったので、息子にも
同じものを購入して貰った。何故か私の方は、インストールに四苦八苦してうまく行くまで
に何日も掛かってしまったのである。

やっと成功。 電送速度が遅いので、もともと解像度が悪いうえに孫が動くので、画像は
いまいちだが声のやりとりも出来るから電話よりはずっといい。なにしろ市内電話料金で
済むから経済的だ。でも最初は電話で開始を確認するのではあるが。

世の中便利になったものんだ。しかし、たまには本物を眺めにいかずばなるまい。

(’01・01・20)



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