みつまた山
天気予報は晴れなのだが、思ったほど青空が広がらない。岩屋観音オ−トキャンプ場は綺麗に整備されて
ていて、トイレも新しいのが出来ていたが鍵が掛かっていた。古いトイレは既になくなっていたのだが。その
前を過ぎて林道を少し登って行くと右手に登山口の標識がある。その前に車を停めた。
だいたい10分おき程度にNO.1からNO.11までの木札が下がっていると書かれている。最初の斜面を
登って尾根に取り付いた所にNO.1の木札がぶら下がっている。8時10分頃、男5人女性5人の一団が上
り始めた。最初から急登の連続という感じだ。
最初は杉林の中だが、じきに新緑の中となる。急登だが体力に余裕のある人は茸などを見つけたりしている。
私など下を向いたままで早く緩やかな尾根に乗らないかなと必死の思いなのだ。急登はNO.4を過ぎたとこ
ろくらいまで続き、1時間近くは掛かった。私は下りが心配になる。
急登が終われば一安心だ。伊知地山の手間左側は少しへこんでいて雪があり、ここはなんとかと云う池が
あったのではないかと思うのだが標識がなかった。道の両側にはイワカガミやショウジョウバカマ、そして並
木のようにコブシが咲くのどかな尾根歩きも楽しめる。所々にシャクナゲがつぼみを膨らませていた。しかし、
いつもの様に最後尾を歩いているので、ザックを降ろしてカメラを取り出す気にはなれず、今日はほとんど写
真はなしなのだ。
毎度お馴染みの食事風景
やがて残雪の尾根歩きとなるが、こうなると頂上は近い。2時間半くらいで「みつまた山」の格好良い標識が
迎えてくれるピークに到達、1060m強だ。 周囲の山々はガスで見えない。さらに先の1062mへ(こちらが
みつまた山との説がある)向かうが、その峰は見るからに樹木が多そうで展望は望めないとみて引き返した。
いつもの食事の風景を写真に、そして誕生祝いに貰ったバンダナ姿を撮って貰ったのである。さてと皆さん
ザックを背負って立ち上がったとき、ガスの切れ目から大日山の方が見えてきた。下りは陽が射して暑くなっ
てきた。単独の登山者二人が登ってきたのに会う。
わたし
皆さん休憩をしていると思ったら、コシアブラを斜面に見つけて一人が採っている最中らしい。こういうことでも
ないと追いつけない。何しろ下りは膝が辛いし、2回も尻餅をついた。この下りでは尻餅もつく方が多いみたい
だ。そこで近くの樹に小動物を見つけた。ちょうどウンチをしているところで、むささびの子供ではないかとの多
数意見だが、不思議にも逃げずにじっとしている。こういう時には良いカメラが欲しいのだが、130万画素3倍
ズーム、逆光とあっては悲しいかな下の写真となってしまうのだ。
下りは1時間40分くらいで降りた。時間が早いので一同平泉寺周辺をぶらついて、ラブリー牧場のアイスクリ
ームを食べ、平泉寺荘のお風呂(330円)へ入って帰路についたのである。
('03年4月27日)
2万5千分の1地図 「龍谷」
歩いた距離 約片道2.4km(gps)
登り2時間40分 下り1時間40分程 休憩含む