富士写ケ岳


我谷ダムコースの赤い吊り橋の処へ来たのは8時頃だったが、すでに沢山の車が停まっていて、続々と登山者
の群が橋へと向かっているのである。うえーっと云う感じだが車は続々とやって来る。私達の車も道路脇の延々と
続く駐車の列の仲間入りをして、8時15分頃だろうか赤い吊り橋を渡って登り始めた。



出発前 どんどんと駐車の列が伸びている

緩急がある歩きやすい道で、ツツジに始まりブナの新緑、そして目当てのシャクナゲが咲く中を汗をたらしながら
登る。10人の団体だから話が弾む人もいて賑やかに高度を上げて行く。途中2回程休憩をとったが、多少小さい
子供やお年寄りに渋滞することもあったが、順調に頂上に向かう。



もっと綺麗なところは沢山あります たまたま休憩したところです

一歳過ぎ位の子供をおんぶしたおばさん(お母さん)がいたのである。このおばさんは割と太めだったので汗もか
くだろうに、ぴったりと身体を合わせた子供はさぞかし暑いのでは。山に連れてきても子供は何か判るのだろうか。

2時間程で山頂に着いたが、山頂の広場は満員で入れず、横の低い灌木をわけて座る有様なのだ。早いけど各
自ビールを飲んだりして食事を摂った。その間にも続々と登って来る人でいったいどうなるかと思われるほどなのだ。



山頂は大混雑 頂上の標識の前で写真を撮るのも難しくなる

食事も終え、ゆっくりと出来たので降りることにする。人は頂上から溢れ、道の両側に陣取って食事などをしている。
戻りは枯渕コースをとったが、写ケ岳からすぐ近くにある前山の広場も満員の状態だった。いったい今日は何百人の
人が登っているのだろう。

枯渕コースの方がしゃくなげは綺麗だった。群生しているのは小倉谷の方らしいが、ここでもあちこちに咲いていて
十分堪能できる。しかし、なかなかの急な下りが続く。このコースを登ってくる人もいるが大変だと思う。杉林になると
間もなく登山道も終わる。そこから舗装道路を30分ばかり歩いて自動車のところへ戻ったのである。

例によって今日は山中温泉に浸かってさっぱりとして家路についたのでした。10人だと1割引で1人450円でした。

*富士写ケ岳 941.9m  一等三角点あり  2万5千分の1地図 「越前中川」「山中」
山と渓谷社・ヤマケイアルペンガイド「白山と北陸の山」p153で紹介されています。

(4月28日)


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