福井の小さな山歩記


晩秋の武奈ヶ岳

今年の2月末に、今期で無くなるというロープウエイを使って雪の中を歩いたが、雪の無い武奈ヶ岳を是非
登ってみたいと今回もカミさんとやって来たのだ。山の樹々はすべて葉を落としせいせいとした感じだった。
この前の皆子山の登山口より少し手前の葛川坊村町・明王院からの御殿山コースを登る。天気は晴。


登山口の明王院への橋  駐車場は橋の前を右に林道を少し行った処にある

登山口の明王谷に架かる赤い手摺りの橋から眺める景色も綺麗だし、明王院の木々の紅葉も見事なもの
だ。最初杉林の中のじぐざぐ道だったが、前を行くシニア4人連れの後ろを歩いたので、ゆっくりとしたペース
で私としてはとても助かった。1時間で平らな処で休憩、苔に覆われた石が日本庭園みたいな雰囲気を醸し
出しているところだ。


1時間程歩いて休憩したところ どうも私の写真は雰囲気が出せません

そこからまたジグザグ道で、それが終わるともう急な登りが続くところはない。御殿山に立つと武奈ヶ岳は目
の前だ。ワサビ峠を登り返すと西南稜、雪の時写したのと同じ場所から西南稜をデジカメに収める。今日は
水曜日だが、人気の山は人が多い。山頂は久しぶりに360度の展望で、琵琶湖も広々と望まれる。冷たい
風を避けて日向で食事をする。暑いお茶が美味しい。


御殿山から望む武奈ヶ岳


山頂の石仏

帰りのコースをどうするか迷ったが、カミさんがどこで聞いたのか中峠は比良の中心だと云うので、中峠を通
って小川新道を考えた。しかし、ブナ林のコヤマノ岳を越えて中峠へ着いたが、我々の脚が遅くて予定通り
小川新道を行くと暗くなってしまいそうなので、そこからワサビ峠へ登り返して往路を下ることにした。

中峠からの口の深谷への下りは、地図とルートが違う感じだったが、楽な道で谷へ降りる。休憩するには良
い処なのだがゴミも多い。ワサビ峠は反対側の沢を登り切ったところだ。昔はここから梅の木へ降りる道が
あったのだと思うので、そちらへ降りたかったのだが、今日はカミさんがいるのでそれは難しい。

 
        中峠とワサビ峠の間の口の深谷を渉る                 ワサビ峠は沢を詰め切ったところだ

坊村への長く続くつづら折りの道を降りるのが、膝や太ももが疲れてほんとに辛かった。みんなよくこんな道
をホイホイと降りて行くなあと不思議に思う。この道は落ち葉の下に石ころがあるのでとても歩きにくいのだ。
車に着いたら4時近くになっていて、まだ2時間半も車を走らせなくてはならない。もう少し近かったらなあと
思う。この辺は手頃な山が沢山あるのだ。

('04年11月17日)



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おまけ


明王院の紅葉


元気です