福井の小さな山歩記
カミさんとゆく護摩堂山
カミさんに14日の日曜日、天気が良さそうだから何処か登ろうと言われても、雪山は何処でもと
云う訳にはいかず悩んでしまう。それで以前スノーシューで谷峠に登ったことがあったので、足を
伸ばして護摩堂山(1108m)へ登ることにする。 ここなら沢山の人が登っていて心配がない。
国道157号線を谷トンネル目指して走っていると、取立山の登山口付近の道路横には30台以
上の車が停まっていた。 満員御礼といったところだ。 谷トンネルの手前には5台だったが、それ
より少し手前に10台程停まっていた。これら15台程の車が護摩堂山に登るか滑るかする方々
ということになる。
護摩堂山 山頂 うっすらと白山が見える
天気は良く暖かい。順調に谷峠から県境の稜線を歩く。まだツボ足で大丈夫だった。ゆっくり歩き
だが2時間15分くらいで反射板のある山頂に着いた。山頂近くに来て初めて白山が望めたのだ
が、今日はぼやけていていまいちと云うところだ。取立山の山頂には黒々と沢山の人影が見え、
頂上への尾根を歩いている人も15人程見えた。護摩堂山の山頂もスキーやスノーシュー、カンジ
キなどなどで20人近い人達が登ってきた。その多くは、おいの水谷の両側辺りから登って来てい
るようだった。
取立山を見ながら食事をした
例によってカミさんは写メールを送っている。取立山を眺めながら熱い紅茶でサンドイッチなどを
ゆっくりと食べさせて貰う。風も弱くて実に気持の良い山頂でのひとときを過ごすことが出来た。
天気の良い日を選んで来ているせいもあって、カミさんとの雪山はすべて満足がゆくものになっ
ている。しかし、次は何処にするかさっぱり浮かんでこないのだ。
ゆっくりできたので12時前に下山することになり、同じ道を戻るのも面白くないからと、おいの水
谷付近に降りられればとカンジキの跡を辿って降り始めた。途中、カンジキの跡から外れて歩い
てみたら、たちまち急な崖の上みたいな所に出てすぐに引き返したりした。結局、思ったより南の
五所が原へ降りて、30分近く国道を歩くことになった。おいの水谷と胡摩堂谷の間の広い尾根を
下ったことになる。
今日は、下る途中に余計な所をさまよったり国道を30分近く歩いたりしたが、歩いた時間は4時
間半くらいだった。比較的楽な感じだったが、充分に雪山の素晴らしさを味わえる所だと思った。
勝山の街中の「水芭蕉」で汗を流して帰る。
('04年3月14日)
2万5千分の1地図 「北谷」
<足跡>
帽子が曲がっているしゴーグルが似合わないみたい。
後ろの山は、越前甲と大日山