還暦つれづれ草
GPS
GPS(Global Positioning System)と云うと難しいが、カーナビはこれで車の位置を測位して表示して
いるので、皆さんお馴染みのものなのである。幾つかの衛星からの電波を使って、世界中何処にいて
も自分の居場所が判るというすぐれものだ。GPSを使い始めて、山登りも余計な作業が増えた。まあ
だいたいが、GPSが必要な山などは、私のような体力の無いおじさんはあまり登らないのであるが、
それでもあれば便利という事もあるし、大人の遊びと思えば楽しい。
やっとのことで友人の助けを借りて、GPSからデータをパソコンに取り込むことが出来るようになった。
5月12日に青葉山に登った時の軌跡がそれである。しかしこれも、一度印刷したものをスキャナーで
読みとっているので、はなはだ不鮮明だ。 GPSからのデータを直接ホームページに貼り付けることも
出来るのだが、今のところ大きくなりすぎて、ちょうど良い大きさに縮めて表示するという課題が解決し
ていないのである。
パソコンに詳しい人からみると簡単なことかも知れないが、この歳になるとなかなかなのだ。
はなはだ不鮮明とはいいながら、細かいところまで判ってしまうこともあり、つい笑ってしまった。青少
年旅行村へ戻る道で、お腹がきりきりとしてきて、ついに我慢出来なくなって、道沿いの林の中に飛び
込んだのであるが、その位置がハッキリと判るのである。勿論松尾寺から戻る時に道を間違えてしまっ
たところも、ちゃんとそれと判る。
これを2万5千分の1の地図上に重ねて表示することも可能なのだが、そうするには電子地図を購入し
なければならないし、青葉山を立体的に表示させて、その山肌に登山の軌跡を重ね合わせて表示させ
ることも出来るらしいが、私にとってはまだまだ先の話だ。あわてず徐々に取り組んで行こうと思ってい
る。
(’01・05・18)