還暦つれづれ草
介護保険料
町役場から7月2日付けで、納入通知書(介護保険料額決定通知書)なるものが届いた。私みたいに
介護保険の仕組みに疎い人は、きっと驚いたのではないかと思う。なにしろ突然年額にして、57,600
円
の支払いが増えるのだからビックリしないではいられない。
昨年の7月から年金のみで生活するようになって一年、年金だけでは足りなくて、なけなしの貯えから
持ち出しせざるを得ないというところへ、この請求書なのだ。
勤務中は、介護保険料は月 2,900 円だった。会社を辞め健康保険は任意継続にして、介護保険料は月
3,000 円の定額だ。そこえ持ってきての今回の請求なので、現在支払っている介護保険料と二重払いに
なるのでは等と考えた。しかし、二重払いなどではなくて、現在払っている年額
36,000 円プラスすること
57,600 円 = 93,600 円と云うことなのである。
町役場に問い合わせてみて、私がこの4月半ばで65歳になったので、要介護認定を受ければそれなりの
介護を低額で受けられる立場になったので、法律で介護保険料の負担も増えることになるということだ。保
険料を決めるのに5段階の所得段階区分というのがあって、私は住民税が課税されていて、昨年の所得が
200万円以上あったので一番保険料の高い第5段階とのことだった。
また、健保組合によれば、任意継続で健康保険料を納めている場合は、介護保険料も定額で、当健保組
合では 3,000 円だ。扶養家族として妻がいても定額の 3,000 円なのだが、私が65歳になって別に請求
されるようになっても、妻の分を支払わねばならず、定額なのでやはり 3,000
円は変わらないのだという。
そうすると、純粋に新しく来た請求分は負担増ということになる。
日本では、国民が納めた税金のうち、社会保障の公費負担として戻ってくる比率はわずか29%で、ドイツ
(44%)、イギリス(43%)の3分の2しかない。少ない年金からの負担は出来るだけ抑えて貰いたいもの
である。
('04年7月16日)
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