還暦つれづれ草


かみさんとゴルフのことなど

先日、かみさんが私と一緒に藪漕ぎをする様な山に行く気になったのも、多少なりともゴルフ
一辺倒から軸足を移していく前触れなのかなと思っている。私の収入も減り、来年には完全な
年金生活に入らざるを得ないということもあるが、最近行われた北陸女子ゴルフ選手権で5位
につけたものの、1位から4位までが18才や17才、21才という若さで、30才もいたが、それ
らがダントツの成績だったことに、いささか考えるところがあったのではと思われる。

うちのかみさんは、5位と云っても55才とあっては娘や子供を相手にするみたいで、それに10
打も差を付けられるとあっては、そもそも一緒に競技をすること自体が不自然な気がする。

それに、ゴルフのできる両親やコーチが付きっきりで小さい時から金を掛けてトレーニングしてき
た若い人達とでは力の差が歴然なのだろう。なにせ、うちのかみさんがゴルフを始めたのは45
才か46才くらいだったのだから。

最近のアマチュアの大きな大会では、上位を中高生が占めることが多く、そのため年齢の比
較的高い人達のために「ミッドアマ」の大会が開催されているそうだ。うちのかみさんも、秋に開
かれる「中部ミッドアマ」の参加資格があるらしいが、参加するかどうかは財布との相談という事
になるのだろう。

北陸女子アマでは5位だったが、福井県勢の中ではトップだった。その時々によって、皆さんも
出来不出来があるから運が良かったとしても、問題は55才のおばさんが福井のトップだったと
云うことなのだ。富山石川は、17・18才の若手が輩出しているのに、福井の若手の状況は、
どうなっているのだろう。

福井県はゴルフ人口が少ないそうだが、堅実な県民性と云うべきなのか、子供の頃からゴルフ
のスクールに通わせたりして、英才教育をする家庭が少ないのだろう。でも、このままだと、いろ
いろな大会へ参加する人も送り出す側も、いつも同じ様なおばさんばかりが選ばれ、また、選ば
なければならないとなると、やる気もいまいちと云うことになるのではなかろうか。

ゴルフを全くしない私が言うのも可笑しいとは思うのですがね。

(5月28日)


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