還暦つれずれ草


形あるものは壊れる・その2

9月7日(土)8日(日)のどちらかに登りたい山があったのだが、8月31日の杉峠はだいぶ脚にひびいて
変形性膝関節症への影響が心配になった。そこえきて9月4日に久しぶりに日本酒を飲んだら、酒に弱いと
いうことを認識させられるはめになってしまった。胃腸にきてしまい、それで9月7・8日は休養となったのだ。

人間ドックも引っかかるところがあってCTを撮ることになっているし、徐々に私も壊れて来つつあるのかなと
思うのだ。こうしてだんだんと歳を重ねて行くに従いあちこちと痛んで来るのだろう。

人間は寿命があるから仕方がないが、最近は身の周りのあらゆるものが壊れて、家の中はガラクタだらけの
感じがする。今、チューナー部分が壊れているテレビをテープ走行部分がこわれたビデオデッキのチューナー
を使って見ている。ビデオは安いやつをもう一台買ったのだが、これはあまり使わないうちに再生しか出来なく
なってしまった。最近は録画などはしないので、そのまま2台のビデオデッキを並べている。孫を撮ったビデオ
を見るだけなのだ。

除湿器も電子レンジも壊れた。ステレオもCD、カセット、チューナー、アンプ、スピーカーまで壊れてしまった。
クーラーも一台は家の外壁の修理のときに取り外して捨てて貰った。我が家は家の中心にデカイ掃除機が据
え付けられてあって、セントラルクリーナーとか云っていたが、それが壊れて、外してメーカーの営業所へ修理
へ持ち込んだが、もう部品がないからと冷たい返事だ。似たような部品でいくらでも代替え出来るはずだが、全
く取り付く島もないのである。更にセントラルヒーティングも壊れて使えなくなってしまった。これは直すだけ無駄
というものらしい。修理屋さんがそう云っていた。

長持ちするのは冷蔵庫や洗濯機だ。だから冷蔵庫などは大きい物に入れ替えると、いままでの小さいのが残
ることになる。長年とても重宝したものにガス乾燥機がある。うちは二人の子供を乳児のときから保育所に預け
て共働きだったので、毎日おむつを持って行き、持ち帰ってはすぐに洗濯して乾かさなければならない。北陸の
冬は湿っぽくて大変なのだが、これで乾燥させるとおむつはふわふわになって、赤ん坊の肌に優しい感じだっ
た。
一度だけ繊維の埃が貯まって詰まったので自分で分解して掃除をしたことがあったが、33年前に購入して二人
の子育てに多大な貢献をしたガス乾燥機は、今も冬になると時々急ぎの物を乾燥するのに使われているのであ
る。

(9月10日)


       還暦つれずれ草の目次へ