還暦つれづれ草


孫巡り

ホントは病院へ行くのが目的だったが、実際の病院での診察は15分くらいで、3泊4日の大部分は
可愛い孫と一緒に過ごすことが出来た幸せな時だったのである。次男のところは孫二人で、下が2歳
4ヶ月になるから、この家では孫を抱っこするのは難しくなってきた。この亮君は、「今晩はお刺身だよ」
とお母さんが言ったら、「ひとみおばあちゃん おしゃしみだよ!」と私を手招きしたのである。ああ、や
っぱり間違えて覚えたままだったのである。 (病院の件は「病院の風景」に記載)

仁美おばあちゃんからのお土産の洋服を着て貰って、写真を何枚も撮って仁美おばあちゃんへのお土
産も出来た。二晩泊まった後、長男の居る茨城の北浦へ向かったが、初めて訪れるところなのでどんな
所か楽しみだ。近づいて来たら小高い処に二階建ての家が目に入る。これが息子の住む社宅みたいな
もので、更に登って行くと大きな教会や中学校の校舎、全寮制なので男子寮、女子寮が建ち並んでい
る。目の前が北浦湖でなかなか環境の良いところだ。

2月に初めての誕生日を迎える愛海ちゃんにも、持ってきた服を着てもらって写真を撮るのだが、これが
ご機嫌斜めでさっぱりなのだ。だけど、この日はたまたま礼拝のある日で、牧師の息子夫婦は忙しいの
で、愛海ちゃんを思う存分抱っこすることが出来たのである。おまけに、礼拝の前段で訪問者の紹介とい
うのがあって、息子に私の父ですと紹介されて愛海ちゃんを抱っこしたまま立ってお辞儀をしたのである。



マイクの前は小川牧師

小川先生のお父さんですかと、やたらに挨拶されるのには、ただニコニコして挨拶を返すしかない。私は
クリスチャンではないので、余計なことをしゃべってひんしゅくを買って、息子の評判に影響を与えるような
ことがあっても困る。そして、礼拝の後の恒例のお食事会というものにも参加させて貰い、ご相伴にあず
かったのである。ここに皆さんの持ち寄りで出される料理には、肉や魚は使っていないのだそうだ。そこで
愛海ちゃんはミルクを飲みながらついに眠ってしまった。

それから数時間後、愛海ちゃんを写したビデオテープをカミさんへのお土産に福井への帰路についたので
ある。

('04年1月31日)


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