還暦つれづれ草


散策路・東安居ミルキングコース

先日、山の店で「登ってみねの福井の山 VOL.6」に勝山のバンビラインが載った等と話をしていたら、福井
にもミルキングコースというのがあると云う。話を聞くと、私が以前うろついた下市町と深谷町にあって、最近
地元の方達によって整備された散策コースらしい。そこで足馴らしに出掛けてみたのである。



上の写真では判りにくいが、二光橋で日野川を渡り大きくカーブしたところに「下市登り口」が、そこより五分程
先へ歩くと「みくりや清水側登り口」がある。「下市登り口」へ入ると、お墓の横に駐車場がある。どちら側から
登ってもぐるっと廻って元の場所へ戻れるようになっている。

 

下市登り口                                   みくりや清水側登り口

下市登り口に車を停めて、ここから登りだした。午後1時半過ぎで蒸し暑い。梅雨時で湿った林の中を登るの
だが、小さい虫がまとわりついて煩い。それに汗かきなのですぐに汗が噴きだしてくる。しかも手ぬぐいを忘
れてしまい、顔を流れ落ちる汗もそのままに帽子で虫を払いながら登る。



寄品大明神の石祠と御神木のけやき

でも、すぐに寄品大明神の鳥居と石祠のある処へ着く。けやきの御神木もある。寄品大明神石祠の由緒書き
が面白い。虫さえいなければゆっくりしたいところだ。そこからさらに登ると竹林を抜け、空が開けて若い雑木
の間の広い道となる。虫がまとわり付かなくなってホッとする。みくりや清水へ下らず上に行くと福井市を一望
できる少し広い場所に辿り着く。そこから雄池と雌池は近い。雄池は夏には涸れてしまうとある。雌池には少し
水があった。



雌池 地中を伝ってみくりや清水へ湧き出るといわれる

みくりや清水へ下る道は赤土で滑りやすい。この一帯は一度丸裸にされ、その後雑木に覆われたようで、太い
木々は無くてやたらタラの木が目に付く。タラの木だらけと云った具合で、タラの芽の時期には是非来たい処だ。
雄池、雌池を覗いてぐるっと廻って1.8kmとあるが、私がゆっくりゆっくりと膝を気にしながら散策しても1時間半
も掛からなかった。虫のいない、気候の良い時に歩きたいものである。

先日、みくりや清水の登り口から2・30m登ってみたら、道は雑草の間に細く付いている感じだったが、今日降り
て来たら広く刈り払われていたし、登り始めの階段もきれいに整備されていた。「21世紀わがまち夢プラン東安居
実行委員会」の方達が整備されているのだろうが、ご苦労様なことである。

('04年6月28日)



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おまけ



みくりや清水