毎日が日曜日
1999年4月25日 日曜日
還暦
4月25日(日)、ついに60才となり、いわゆる還暦を迎えた訳である。赤いちゃ
んちゃんこを着せられたりする習 わしもあるみたいだが、最近はそういう事もま
れになったのではないか。
60才の誕生日といっても、何か特別な事があるわけでもなく、当たり前だけど
ただ普通に時が過ぎて行くだけだ。 でも何かあってもいいんだがなと、内心なん
となく期待している自分に気がつくのだが、何も起きそうにないのである。
60才まで無事に生きてこられたのは喜ぶべきことかもしれない。我々の年代は
60才から厚生年金(特別支給の老齢厚生年金)が貰える。明日にでも社会保険
事務所へ行こうと思うのであるが、僅かな年金を貰うのにそんなに急がなくては
ならない状況が侘びしい気がする。
昨日(土)の夜、能登の行きつけの焼鳥屋「太鼓」で軽く飲んで食事をした。その
時、明日還暦だからと持っていったカメラで記念に夫婦揃って写真を撮ってもらっ
た。丁度店に来ていたお客が、誕生日だといって赤ワインを開けたので、こっち
は明日だと言ってご相伴にあずかったのである。
今日25日は朝から小雨で、その中を車で水芭蕉でも見たいと思って、近くの
来入寺へ出掛けたのだが、時すでに遅く葉が大きく成長していて、写真を撮るま
でもなかった。そこで七尾市の七尾城跡へ行ったのであるが、本丸跡はガスに
包まれていて、晴れていれば見晴らしが良さそうだが残念ながらすぐに山を下っ
てしまった。
七尾市内で本当に久振りに喫茶店に入りコーヒーを飲んた。なんだか贅沢をし
たような気分になった。
小雨は夕方まで降り続いて薄ら寒い一日だった。一日が過ぎるのが早いなと
思う。何事もなく、もう終わってしまった。