福井の小さな山歩記
金比羅山(1999・4・20)
今日は暖かいし、絶好の散歩日和である。よしとばかりにコンビニによって、食料
を仕入れてナップサックに詰めて出発。大芝山の列び、国山町から登る金比羅山
に向かう。
越廼村大味に向かう県道から少し入った山の中に,落ち着いた感じの愛染寺が
ある。名前がいい。苔むした境内に鐘楼,寺の由来は判らないが、派手派手しく
ないこの雰囲気が好きだ。
そのすぐ先に金比羅山登り口がある。靴を履き替え10時半頃登り始める。ゆっ
くりゆっくり,一人だからすべてマイペース休みたい時に休む。道ばたのそこ此処
に鮮やかな緑の新芽や双葉が生え出ていてすがすがしい。それに木洩れ陽が
当たるとさらに輝かしい緑となって,春はやっぱり素晴らしいと思うのである。
あちこちに真っ赤な実を付けた背の低い木があって、食べたら美味しそうな気が
するのだが。
やがて一時間丁度で山頂に着く。ここも頂上に「金比羅山頂上、.624.6m」とい
う標識が無いのが寂しい。仕方がないので、山頂の金比羅宮を写真に納める。
見晴らしが良くないので、大芝山に向かって陽当たりの良い所に腰を降ろして昼
食にする。コンビニで買ってきた「しっとり、やわらか、ジューシー」とある稲荷寿
司と赤飯のおにぎり一個を食べ、「続のほほん茶」と云うやつを飲む。ももこの
「のほほん絵日記」というのが付いていた。「続のほほん茶」ってどんなの?なん
ていうのが書いてあるのである。これを読んでいると、頭の中は例の「タラコ」調
になっているのである。
食べ過ぎたか、「おのろけ豆」等は食べる気がしなかった。小一時間頂上で過ご
したが、もう降りなければならないことに気がついたのだ。
朝干した洗濯物と毛布を取り込んでおいてくれと言われていたし、いつものスー
パーが明日定休日で今日は安売りするから、ごぼうや小松菜、ほうれん草等々
を買っておいてくれと言われていたのである。それも,あまり遅く行ってはだめな
のだという。安いのが無くなってしまうのだそうだ。
とたんに現実に引き戻されてしまう。いくら定休日でも、ごぼうが安売りの対象に
なるのだろうか?
今日は、31回目の結婚記念日なんだけどなあ。