福井の小さな山歩記


西大峰

西大峰(700.9m)は、9月18日の「名も知らぬ峠」から尾根伝いに、歩きやすい送電線の巡視路を進む。
2万5千分の1地図「稲荷」でいうと、真ん中から右へ4cmほど、上から6.5cmの処にある。

峠から整備された尾根道を少し行くと、とても大きい送電線の鉄塔に出る。 ここからの眺めはいい。 白山や
荒島岳の様な形の山も見えた。 なにしろ周囲の山を望めるところは、ここと峠くらいしかないのだ。 送電線の
巡視路は、この部分では町の境界に付けられているので、途中から西大峰に向かって平坦な尾根を進むこと
になる。



多少薮がうるさいが、案外尾根幅はないし、それに薄い踏み跡があるのでスムースに歩けて、私の脚で35分
くらいだった。尾根が細くなって二俣みたいな感じになったら、そこを左に行くとすぐに頂上だった。頂上は全体
がブッシュで覆われている感じで、三角点が見つけにくい。幸いにも赤白のポールが倒れているのが目に付き
その側に三角点があった。笹を除けて写真を撮った。勿論眺望は全く望めない。



歩き始めて1時間45分、今日は涼しくて空気が乾燥しているようで、あまり汗はかかず水も飲まない。休憩ら
しい休憩もとらなかった。ちょっと前とずいぶんと違う。ゆっくりするところが無いので、送電線の鉄塔まで戻って
昼食とした。ここはいい。朝、ロールパンにバターと芥子を付け、ボロニアソーセージ挟んできたが、これがなか
なか美味しい。そしてミルク紅茶だ。バナナも食べて満足。

往復3時間あまり、1人静かに歩きたい方、たまにはちょっぴり薮漕ぎもあるこの様なマイナーな山歩きはどうで
すかね。

('03年10月3日)


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