福井の小さな山歩記


三等三角点・大師走

このところ天気の良い日をだいぶ逃してしまった。寒気がして葛根湯を飲んだりしたせいもあるが、布団
から出にくくなったせいもある。今日を逃すと天気の悪い日が続きそうなのでと思っていたが、家を出たの
が8時40分くらいになり、近くで短い歩きということでここになった。

敦賀と滋賀県西浅井町の県境にあり、先日目指した遅峠から稜線を左へ辿ると、新道野で国道8号線に
至るが、その手前に573.9mの三角点がある。これが点名・大師走だ。里に近い低い県境なので、多分
歩きやすいのではないかと思われる。歩き出したのが10時20分なので、三方ケ岳まではどうせ行けない
から12時まで歩くことにした。


国道8号線新道野 蕎麦処孫兵衛  車を置いた所から写す

新道野の蕎麦屋孫兵衛の向かい側が林道入り口で、ここに車を置いて歩いた。この山は孫兵衛さんの持
ち山だそうで、入山には孫兵衛さんの許可が必要です。登る時は、まずお店に挨拶に行きましょう。

林道を暫く歩いて、ヘアピンカーブから尾根に入ります。道みたいなものがあって、歩きにくいですが迷う事
は無さそうです。笹藪の多い処ですが、歩く処は多くが刈り払われています。しかし、刈り残しがあって歩き
にくいです。50分で受信アンテナのところへ。それから15分で林道の終点に出ます。そこからは笹が刈り
払われてなく、笹を分けて行きます。道は足下にはっきりとありますが、昨日の雨のためズボンはびしょ濡れ
になります。しかし、ものの6・7分で三角点のあるピークへ到着。そのとき左右両方で獣の笹を分ける音が
したので思わず笛を鳴らしました。


笹藪の中の三角点 

三角点は笹薮の中にあって、見晴らしは良いのですが、遠くはぼやけています。琵琶湖や敦賀湾、岩篭山と
それに連なる山々だと思われる山稜が望まれる。11時35分なので、もう少し先に進むことに。尾根の横に
歩きにくい踏み跡があるが、笹藪の尾根上を歩いてみたりして、あまり進まずに少し広い処で12時になった
ので昼飯にした。そこから先の左側が急崖でずっと青いネットが張られていた。三方ケ岳が前方に控えてい
るのだが、道の状態にもよるけど、私の足ではまだ1時間半以上は掛かりそうだ。9時に歩き始めていれば
三方ケ岳へ向かえたのだが、今日はここまでとする。


尾根上はずっとこんな感じです

食事をしていたら凄く寒くなったので早々に戻ることにした。忠実に元来たルートを歩いているつもりでいたが
何故か早く林道に降り立ってしまった。少し近道という感じだ。孫兵衛で「とろろ蕎麦」を食べて帰路についた。

('04年12月19日)



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三角点直前は笹藪 この下にちゃんと道があるので歩きやすい 


三角点から南側の眺め