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還暦つれづれ草
パンク事件
朝７時４５分、おじゃる丸のテーマソングがテレビから流れ出したとき、訪問者ありだ。なんと朝から
お巡りさんなのである。「お宅の前に駐車してある車がパンクしているのはご存知ですか？」と言う。
「ええっ！」と出て見ると、外側２本のタイヤがぺしゃんこなのである。いつもカミさんが乗っている車
なのだ。キチンと中へ入れておけば良かったのだが。
私は会社に行く用意をしていたのでステテコに靴下というへんてこな姿で、表で巡査の質問に答えて
いた。そこへ報道関係者がテレビカメラを肩にやってきた。なんでも路上駐車の車が４台ほどやられて
いるのが見つかったらしい。キリの様なものでタイヤの横腹を突き刺したみたいだ。私がその箇所を指
し示しているところを、現場検証の担当者が何枚か写真を撮ったりした。近所を廻って聞き込みをした
りして、パンクの修理代が判ったら被害届を出してくれと云うことで終わった。
昨日は暑かった。日中は３４度５分まで上がったし、犯人は交通違反か何かで捕まって頭にきていて
ウップン晴らしにでもやったのだろうか。誰れも見ていなければなかなか犯人を特定するのは難しい。
住宅団地の中の生活道路なので、路上駐車は他にもあったのだが、被害にあった車のすぐ近くに停め
ていた車でもやられてない車はあるし、とお巡りさんが言っていた。
カミさんがスノータイヤに換えて、穴のあいたタイヤをいつも行くガソリンスタンドへ持っていったら、穴の
場所が悪いので、修理するのに新品に換えるほどの金額になるという。思わぬ出費となってしまったの
だ。カミさんは最近、雑誌の懸賞でゴルフクラブが一本当たって喜んでいたが、当たるのは良いことばか
りではないのである。
夜８時半頃家に帰ったら、被害届を提出して貰いたいので団地内の派出所まで来てくれとのこと、被害
届といっても中身はお巡りさんが書いて私は住所氏名を記入して印鑑を押すだけだった。この日タイヤに
穴を開けられた車は１１台もあったそうである。
（７月８日）