還暦つれづれ草
孫勢揃い
入院の前後に息子の家に泊まったこともあったしカミサンもやって来たので、長男も1歳の孫を
見せに集まってきて、私の65歳の誕生日や退院のお祝いも兼ねて小川家は勢揃いとなったの
である。
1歳ちょっとだと可愛い可愛いということで何でも笑っていられるけど、2歳半、5歳となると、その
しぐさ一つ一つが気になったりして、可愛いばかりでは済まされなくなる。自分の息子の子供時代
も似たようなものだったのかなと、目の前のデカイ二人の息子の子供時代を想いだしていたのだ。
ビデオばかり見ているのも気になるし、好きなものばかりしか食べないのも困ったものだと思うが、
今風の育て方としてはこれが一般的なのかも知れない。あまり注意ばかりしていても、口うるさい
お爺ちゃんになってしまうし、子供と接するのは何時の時代でも難しいものだ。
手術も終わり65歳となって3人の孫と記念写真
カミサンが福井から持ってきたワラビのおしたしやコシアブラのてんぷらも食卓に並んで、カミサン
と下の息子はビールを酌み交わしている。私は手術後1ヶ月間はアルコール禁止なので、次々に
空になってゆく缶を眺めながら初めからご飯を食べる。御飯はすぐに済んでしまい、少々侘しい感
じもする。
3人の孫が賑やかに飛んで回る楽しい時間も過ぎてゆき、やがて長男一家が引き上げて行く。
カミサンは1歳の愛海ちゃんをほんのちょっとしか抱っこ出来なかったと残念そうだったが、最近の
愛海ちゃんを記録したビデオテープを貰ったので、福井へ戻ってからの楽しみが出来た。
その翌日は我々夫婦も福井へ戻る日となり、午前中は2歳半の亮太郎君がプールへ通う日だとい
うので、それを見学してからその足で東京駅へ向かおうということになった。しかしながら、以前ビデ
オで見た楽しそうにプールの中で動き回る亮君の姿とは違って、始めから嫌がって逃げ回るし、プー
ルの中では一人泣きわめく有様で、お爺ちゃんの希望の星も形無しと云ったところだったのである。
('04年4月30日)
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