福井の小さな山歩記


朽木の山・白倉岳

白倉岳(949.1m)は、近江の山とか京都北山を紹介した本には必ず載っている。だから道も整備
されているので、カミさんと登るためにとって置いたのだ。こちらの山はちょっと遠いが何かシニア向き
の山という感じがする。白倉岳は朽木村で一番高い山だ。

国道367号鯖街道を走り、朽木村村井のバス停の所の橋を渡り、突き当たって左すぐ近くに登山口
の標柱があり、その前に車を停めさせて貰った。下った後、栃生からこの舗装道路を歩いて戻るので
丁度いい。

歩き出して20分程急登で松本地蔵と云われる処に着くが、小屋は戸が閉まっていて中は見ることが
出来ない。それからは山の横腹の快適な道をしばらく歩く。やがて登りが続くが、よく踏み込まれた道
で峠道という感じもする。大彦峠や烏帽子峠を通って反対側の集落へ行ったのだろう。


最近はまあまあ元気です

大きな杉の横を登って暫くで稜線に出る。大彦峠道出合で桑野橋からの道も此処に来る。そこから
烏帽子岳、峠、白倉岳へとアップダウンの稜線歩きとなる。何故か白倉岳山頂付近は杉の樹に囲ま
れていて展望は一部覗ける程度だった。反射板のある山は蛇谷ケ峰か。遠く平地の街も望めた。
熱いきつねうどんが美味しかった。天気が良いのに我々夫婦だけで、のんびりと過ごすことが出来た。


中岳の樹齢400年の大杉  見る角度によりだいぶ違うようです 西側(向こう側)からがいいとか

白倉岳から中岳、南岳への稜線には大きな杉やブナなど、色々な樹々が見られるが特に中岳の大杉
は何種類もの宿り木があったりして壮観だ。南岳からの下りは快適な道が続くが、植林された杉林の
中を過ぎると、登山口まで急な坂となり膝が疲れる。途中にスズメバチの巣があるとかで迂回する所も
あった。登りの松本地蔵の手前にもスズメバチ注意の表示があった。

いやあ!降りた降りたという感じで舗装道路に出て休憩して、残っていた熱いお茶であんこいっぱいの
饅頭を食べて一息ついた。あとは、この車の通りの少ない静かな舗装道路を車に向かうだけなのだ。

('04年12月10日)



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登る途中にある大杉