福井の小さな山歩記


高平山・すぐ諦める

高平山(1091m)に関しては何の情報もなく、多分雪の時しか登れないのだろうが、どんな具合か
行ってみないと判らないと思い、勝山市北郷町から岩屋観音へ、そして岩屋林道を車で上っていった。
浄法寺山とみつまた山の間にある山だが、浄法寺山からは尾根伝いに2.3kmはありそうなので、林
道の途中から枝尾根にでも取り付けないかと思ったが、絶壁ばかりで取り付けそうな所はなかった。

そこで林道の一番高い所、高平山へ続く尾根を丸岡へ越える所へ車を置いて1.5km以上はある高平
山への尾根を歩いてみることにした。尾根には踏み跡があるのではないかと踏んだのだが、これは間違
いだったのだ。340m程を40分以上掛けて歩いたが、密生した灌木や笹薮になって、すぐに諦めて引き
返した。尾根の横の方が薮は少ないように思えたが、あと1km以上もあるのでいつ着くか判らない。頑
張るのであれば、もっと早く出てこなければ駄目なのだ。

もう12時だが腰を下ろす所もないので、戻って食事にした。戻りはあっと云う間だった。一応引き返した
所の近くまでは薄い踏み跡があって、戻りは不思議と判りやすい。



林道岩屋線完成記念碑 後ろに見える雑木林の中へ入って行く

車を置いた所には大きな林道開通記念碑があり見晴らしの良いところで、以前2回登ったみつまた山へ
の尾根上の木々が1本1本見分けられるほどだ。でも、すごいところに林道を造ったものだ。いつも勝山
街道から眺めていた高所を走る林道を登ることが出来てよかったと思う。金曜日だというのに私以外にも
5台ほどの車が上がってきた。利用の多い林道のようだ。

まあ、何の知識もなく山道の無い山に来ればこんなものだろうと思いながら林道を下りたのだった。

('03年11月7日)


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