福井の小さな山歩記


またまた林道歩き棚倉山


棚倉山(791.3m)は、池田町と美山町の境にあって(頂上は池田側)、2万5千分の1地図「越前大
野」の真ん中辺り下から3.5cmのところに位置する。私としては尾根歩きで体力を使わず、迷う心配の
ないルートとして宝慶寺峠から池田町側へちょっと下った処のヘアピンカーブ辺りから尾根にとりついて
はどうかと考えたのだ。ところが現場に来てみると、そこから林道が上がっているのだ。ちょっと尾根には
とりつきにくいみたいなので林道を歩いてみることにした。



日陰の林道は雪だらけ

林道は一般車通行禁止だが、現在は雪があって車は通れない。何処へ行き着くか判らないのだが、そ
れがまた好奇心を誘って、終点まで行ってやれという気持になる。それで町境の尾根の鞍部に一旦は
林道が接するのだが、あえて尾根を登らず林道を歩いてしまう。林道からは部子山や銀杏峯が目の前
という感じで見えている。道端にはふきのとうが沢山見られた。



頂上直前は雪が多く歩き易い 写真だと傾斜が無いみたいだが

林道の最初は別にして、だいたい700mの等高線あたりに付けられていて、終点は810mのピークの
下、地図の下枠すれすれの処だった。そこから810mのピークへよじ登る。目的の山より高い山を越え
て行くというのも何か腑に落ちない。休憩も含むが歩き出して1時間10分くらいでピークに着いた。



この下に三角点があると思う gpsで地図の位置とぴったり同じだった   

尾根上の歩く部分は雪で覆われている。予想通り白山連峰や荒島岳を眺めながらの尾根歩きとなった。
ちょっと低い隣のピークからは鞍部に向けて下りとなり、若い杉の間を縫うようにして薮がらみの鞍部を
少し行くと、また雪の灌木帯を登る。頂上手前は歩きやすい雪道となって、まばらな杉林の頂上となる。
810mのピークから約1時間掛かった。頂上手前以外は雪が中途半端で、ずぼっと踏み抜くことが多く
歩きづらかった。

宝慶寺峠に石仏を見つけたので写真を撮って帰る。昔からあるものかどうか不明だが、陽の当たる処に
あるので苔蒸すこともなく、標高640mにあるコンクリの壁の峠と共にあまり趣を感じられないのだが。



棚倉山 杉の植林沿いに登る

('04年4月6日)
2万5千分の1地図 「越前大野」「宝慶寺」
<足跡>


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棚倉山山頂から

 
宝慶寺峠池田町側から 石仏は車の停まっている処の土手に