チブリ尾根

12人の参加者が3台の車に分乗して市ノ瀬へ向かう。男性5人女性7人だ。3連休の真ん中で、
且つ別当出合いまでの交通規制をしているので、市ノ瀬の駐車場は超満車状態だった。天気は高
曇りといったところ。

さて、登山の準備をというとき、私は登山靴を積み換えるのを忘れて靴を持って来なかったことに気
がついたのである。血の気が引く思いなのだ。しかもゴムぞうりを履いてきたので、これで登る訳に
はいかない。そこで、ズックを履いてきた方が、自分はズックで登るからと登山靴を貸してくれること
になった。地獄に仏である。またその靴が私の足にぴったりなのだ。

私は、ちぶり尾根は昨年の10月20日に登っているので、今日は運動のためと云ったところで淡々
と後ろにくっついて登る。バテない様に自分のペースで歩く。幸い今日は涼しくて助かった。でも、
ちぶり尾根の登りは急な登りはないが、だらだらと長い。なにしろ片道6.6km程なのである。

トチの実が沢山落ちていて、歩いているとポットンと落ちてきたりする。これが栗なら素晴らしいのに
と思うのだが。大きなブナが見事だ。また、倒れた木にはいろいろな茸が生えていて楽しい。

 

   くつろぐCグループ?の方々                        Cグループ?の三婆がらす?

例によって健脚組は避難小屋へは、Cグループを自称する我々の一団より30〜40分は早く着いた
らしく、食事をして別山目指して登っていったみたいだ。我々は小屋の外でゆっくり食事をする。朝造
ってきたという美味しいお萩を頂いたりして食が進む。食事中は陽が射したりして程良い気温だ。白
山はガスで見えなかったが、目の前の別山はガスの切れ間が多く十分に眺めることが出来た。

健脚組は時間の関係で途中で引き返してきて、それを待ってCグループは帰路についた。順調に下
山し、勝山の「水芭蕉」で一風呂浴びて家路を急いだのだった。

<2万5千分の1地図 「白山」「加賀市ノ瀬」>
(9月15日)


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