還暦つれづれ草
間もなく一ヶ月に
毎日が日曜日となって、もう間もなく一ヶ月になろうとしている。厚生年金の振り込みはいつ頃にあるの
かな等と思いながら、これといった事をするでもなく毎日が過ぎている感じなのだ。それと云うのも、まだ
来てくれないかと云う仕事の話があいまいなままで、毎日電話を待っている状態なのである。
それに、安い車を頼んであるリース屋もさっぱり連絡してこないのだ。今日もカミさんの車でカミさんを近く
のゴルフ場迄運んだ。なんでも県体のゴルフ競技会が近々あるらしく、今日はその練習ラウンドかも知れ
ない。それから私は医者へ行って来た。お味噌や諸々の買い物も頼まれている。空は相変わらずの梅雨
模様で、霧雨が降ったり止んだりと暗い。
先日も電話が掛かってくることになっていたので、電話があるまでは家に居ようと、時々パソコンを立ち上げ
てメールを確認したり、テレビを見たりしていた。電話は携帯に掛かってくるので外に居ようと何処に居よう
と構わないのだが、大切な仕事の件なので、自動車の運転中だったり周囲が騒々しいのは好ましくないと
思ったのだ。
テレビもいろいろと再放送されるドラマなどがある。連続物だと時々は見逃した物もあるし、もう一回見てみ
たい物もあるから、毎日が日曜日の身には有り難い。9時55分から「子連れ狼」を見た。あのシトシトピッ
チャンなのだが再放送だと思ったら新しく始まったのだった。午後2時5分からは「茂七の事件簿・新不思議
草紙」だ。なかなか泣かせるものだった。そして夕方6時からはご存じ「ポアロ」だった。これはぼけっと見て
いると話の筋がよく判らないことがあるが、それでも最後まで見てしまう。最後になれば犯人は御用となる
から成る程ということになるのである。
しかし、その日はポアロを見るのにも身がはいらない。あるはずの電話が無かったからだ。どうして電話が
掛かってこなかったのか、と考える。相手にしてみれば単純なちょっとしたことかも知れないのだが、ここの
ところヒマな毎日を過ごしている者にとっては期待が大きいので、心穏やかではないのだ。思いは悪い方
に進みがちになるのである。
そして今日は、不便なので車のリース屋に電話をしてみた。「現在電話にでられません」ということだ。最近
は相手を確認してから電話に出られるから、煙たく思われていたら出て貰えない。
その後何時間経っても
電話は掛かってこなかった。向こうも商売だから、手間が掛かってあまり儲からないことはやりたがらないの
だろう。
夜1人だったので、ボリュームを大きくして「未完成」や「悲愴」を聞いた。毎日が日曜日、滑り出しは前途多難
の様相なのである。
('03年7月24日)