還暦つれづれ草


町内会総会&新年会

今日は日曜日、素晴らしい天気で白山がくっきりと見える。きっと、取立山は登山者で賑わって
いることだろう。こんな日に町内会の総会に出なければならないなんて勿体ないことだ、などと
ぶつぶつ言いながら会場へ向かう。会計監査報告をしなければならないし、新しい年度の班長を
するので仕方がないのだ。

議事が始まる前に来賓の挨拶がある。いつも町会議員が挨拶するのだが、これが長い。挨拶と
云うより報告なのだ。こういうのは別に報告会を持つとか、内容を書面で配布して貰えると有り難
いのだが、後ろの方で「長いな」という声が聞こえてきた。

いつものことでしゃんしゃんと議事は進んで、発言はゴミのことくらいだ。ゴミ集積所に役所が回収
しない廃棄物を置いた人がいて、持ち帰るように表示したがついに捨てた人は現れなかったのだ。
何処の誰か判らないので良識に待つより仕方がないのだが、困った事をする人がいるものである。

議案の中に新年度の一般活動方針というのがある。これが毎年同じものなのだ。何十年という程
同じみたいである。一行か二行は替わっているかもしれないが、これはもう儀式なようなものと云え
るのではないか。実は私が町内会長をしたときも、そっくり写しただけだったのだ。それだけ完成さ
れたものになっているのだ。新しいことをしない限りはである。

粛々と議事は終わって新年会に写る。ここで年に1回しかお酒を酌み交わしながら話が出来ないと
いう方々が多いので、この新年会は有意義なのだ。しかし、皆さん年をとった。なにしろこの団地が
出来てから30年も経つので、皆さん30歳づつ年をとった訳である。子供は成長し外へ出て行き、結
婚し孫が出来た。そして静かな団地になったのである。

今日はカラオケがなかったのでゆっくりと話が出来た。毎年どうして誰も聞いていないカラオケなどを
準備するのかなと思っていたから、カラオケのないのは静かで熟年の多いこの町内には相応しいと
思った次第である。

('04年1月18日)


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