福井の小さな山歩記
槙山城跡から御立山(99・06・08)
梅雨なのに快晴なので,軽く散歩程度の所はないかと云うことで、「まき山遊歩
道」に行ってみることにする。
JR越前東郷駅前のマーケットで飲み物を仕入れ、案内板で槙山へ車で上がる道
がすぐ近くであることを確かめる。
槙山城跡の駐車場は二の丸跡で、すぐ上に郭跡や城台跡がある。駐車場から歩
き始めると、まず「冒険の森」があり、そこを抜けると「まき山遊歩道」が始まる。
(槙山城主長谷川秀一公碑とある)
木洩れ日とそよ風、枯葉が堆積した柔らかい道が心地良い。少し汗ばみながら
とことこと足を運ぶ。途中栃泉町へ降りる道、朝倉氏遺跡へ降りる道等がある。
やがて「生産の森」「世界の森」の看板のあるところに着。朝倉氏遺跡の大きな
木の下に,けし粒みたいな子供らしい人影がいくつも見えた。昼時なのだ。
どんどん歩いて御立山の展望台へ、沢山の古墳があると云う看板や昔藩主が
鷹狩りや松茸を採ったとかで、その頃は立ち入り禁止だったとかの看板がある。
すぐ下に「福井市少年自然の家」があり、そこの誰もいないキャンプ場で遅い昼
食を食べた。朝かみさんがくれたあんパン一個とバナナ2本である。
2時間近く歩いたことになるが、車は槙山城跡に止めてあるので、まだ道のりは
だいぶある。ゆっくり食事をしたといっても話し相手がいないので、15分もかから
ない。道路へ出て南山町へ、いい天気だが暑くはない。すぐそばに市民スキー場
と云うのがあった。こんな所にスキー場があるとは知らなかった。
北陸朝鮮学校を見ながら林道を上がる。林道を少し歩くと、道の両側に赤い実が
沢山ある。へびいちごが群生しているのだ。それがずーっと上まで続いている。
緑の葉に真紅の実があざやかだ。横に額アジサイの様な(よく知らないのです)
青紫の一群の花が咲いていたりして、何枚も写真を撮ってしまった。
このいちごが食べられたらもっといいのだが、食べられないからこうやって誰に
も摘まれないで目を楽しませてくれているのだろう。
葉っぱごと3本ばかり摘んで帰って水に入れておいたら、かみさんが木いちごだ
と思って一個食べてしまった。