還暦つれづれ草


監査役・野崎修平


今このコミック本が若者達の人気を集めていると云う。確かに入手しにくいのだ。
福井県内にいくつも支店を持つ本屋でも無いとのことだった。そこで、紀伊国屋
書店へ行ったら、第3巻まで発行されている内の第1巻目が、それも1冊だけあ
った。第2・3巻目について問い合わせて貰ったところ、注文が多くていつになる
か判らないので、他の本屋で探した方が見つかるかも知れないとの事だった。
と云うことは福井には無いかもしれない。

とりあえず530円を払って、おまけに駐車料300円を払って買ってきたのである
。駐車料を無料にするには,2000円以上の買い物をしなければならないのが
時にとても不便に感じるところだ。

さて、この本には赤い帯が掛けてあり「いやあ、女のパンツを見せないマンガが
やっと人気を取れる時代になったよね」と云う本宮ひろ志氏の言葉が載っている
。そうです、この主人公の48才の若い監査役は、巨大なあおぞら銀行を舞台に
熱血漢となって不正を暴いてゆくのです。まるでテレビドラマを見ている様な感じ
で,一気に読み進んだのでありました。
しかし、今日はやけに目がしょぼしょぼとして,いよいよ老眼鏡が必要なようなの
が情けない。

まあ、現実にはなかなかこの様には行かないのであるが、実際にありえない様な
ところでコミックになるのだろうし、それにほとんどの場面が現実そのものなので
ある。それが小気味良いテンポで進んで行くのだ。第2巻第3巻を一刻も早く手
に入れたくなった。東京へ行ったついでに,ブックセンターに寄って買ってこよう。

コミック雑誌「オールマン」に連載中だそうである。わたしの聞いたこともない雑誌
なのであるが。最近は全くコミックというものを見ないので当然なのだが、若い時
は、鉄腕アトムを買い揃えたし、ブラックジャック、銀河鉄道999、我が青春のア
ルカディアやクイーンエメラルダスなどが私の好みだったのである。

                                   ('99/12/09)
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東京ブックセンターには、マンガ文庫と云われる文庫版として出版された物しか
置いてないと云うことだった。いわゆるコミックものは無いのである。日本最大?
と思っていたので少しがっかりした。監査役に関する書籍も目新しい物はなかっ
たし。
「監査役野崎修平」の2・3巻共に福井の本屋で見つける事が出来た。この本は
棚に並んでいても目立たなくて、極めて見つけにくいということが判った。何か工
夫が必要だと思う。
第4巻目はいつ出版されるのだろうか。今度はそれが気がかりになる。

                                     ('99/12/15)
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監査役の全国会議というのが横浜で開催されました。1600人程の参加だそう
でしたが、その人達がいちどきに弁当を食べる光景は壮観でした。ロビーの一角
に「監査役野崎修平」の販売コーナーが設けてありまして、本が山積みにされた
机を沢山の監査役の方々が取り囲み、まさに飛ぶような売れ行きだったのであり
ます。
                                                                                ('00/04/10)
     



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