福井の小さな山歩記
鷲鞍岳(’01・06・16)
鷲鞍岳(1010.5m)は和泉村の九頭竜スキー場の上にある山だ。梅雨だから晴天は期待出来ないが
今日は雨は降らないみたいなので出掛けることになる。今回も山菜採りの人が一人同行することになった。
国民宿舎パークホテルの横からスキー場のゲレンデへ入り、右側の白い大きなシャッターのある建物の横
に登山口がある。9時半に歩き出す。杉林の中を登りだすと、やがて道はジグザクとなり25分位で、別の
下から登ってくる道と合流する。さらに進むと急な階段の登りが続き、1時間15分位で突然林道に出てしま
う。急な登りはそこまでで、すぐにベンチがあり右に入ったところに展望台がある。展望台に立っても何も見
えなかった。そこからちょっと下りと思ったら先程の林道にぶつかり、林道はそこで止まっていた。
ぎんりょうそう 沢山あった茸
あとはブナ林の中の楽な道を行くだけ、白く透き通ったような「ぎんりょうそう」があちこちと沢山咲いている。
途中「わらび」を探したりしたので、頂上には12時5分前に着いた。 2時間25分も掛かっている。頂上も眺
望は全くだめだし狭くて暑苦しい。 それに何百と云うか数え切れない羽虫が地面に群がり、舞っているもの
もいるのだ。刺さないからいいもののあまり気持ちの良いものではない。
「昔のままのラーメン」?だったか、カップラーメンを食べたりして45分位居て、役場前コースで下山とする。
このコースは、ブナ林の中のとても良い道だ。これで所々でも展望が良かったら申し分ないところである。や
がて杉林となって階段が多くなり、もともとジグザクの道を階段を付けて真っ直ぐにしている処が何カ所も見
られたが、これは元のままの方が良いと思う。四角い石の階段では味気ないのだ。登山口間近の崖の道は
崩れるので階段にするのは致し方ないのであるが。
変わった飛び方をするこのトンボが沢山いた
早い時間に国民宿舎の前に着いたので、かみさんは登山口近辺へ行って、登るときに目を付けていたミズ
ブキ等を採りに行ったのである。
<歩いた軌跡>