北陸の峠道
「福井の小さな山歩記」で登った山の中には、峠を経て山頂に至る山がいくつも
あった。刈安山は刈安峠、赤兎山と大長山の間の小原峠、越前甲は大日峠、ホ
ノケ山の菅谷峠、そして鉢伏山の木の芽峠などである。
それらの峠道は、商人の行き交う道であったり、泰澄大師がそこを越えて白山へ
登ったと云われる峠であったり、或いは塩を運んだ道であり、そして京と北陸を結
ぶ道として、道元禅師や紫式部、幾多の軍勢が通り抜けた峠道であった。
これから巡る北陸の峠道には、どんな由来が秘められているのだろう。
(2) 荒山峠(’99・12・19) (1) 奥山峠(’99・12・11) |